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第22回RBA野球大会 水曜ブロック 4日目

どっちも勝て 記者の勝って予想

 

コスモスイニシア(51)−積和不動産(61)

 レーティング上位の積和が優勢と見た。積和の戦力は昨年とほぼ同じだが、くじ運にも恵まれ2連勝。投げられる投手が3人いるのも強みだ。酷暑を乗り切るのにはこれぐらい投手を準備したい。先発は塚田か清水か。

 コスモスイニシアは43歳のベテラン吉村投手に期待だ。吉村はコントロールがよく打たせて取るタイプだけに、イニシアはしっかり守りたい。一つでもミスを少なくしないと吉村に負担がかかる。

 勝っても負けても、次戦は大変厳しい戦いになりそうだ。勝てば次戦相手は住友林業、負ければ東急リバブルが相手だ。

伊藤忠ハウジング(75)−日神不動産(71)

 負ければ予選敗退。お互い必勝態勢だ。前試合で薄氷の勝利を挙げた伊藤忠ハウジングが勢いに乗れるか。前試合では昨年のエース篠原が欠場したが、今度は出場するかどうか微妙。しかし、前試合で投げた左腕吉田はナックルがいい。日神打線を封じる力はある。主砲杉山ら打線も元気がある。

 日神は吉松が先発か。前試合は立ち上がりに失敗したが、その後は立ち直った。好不調が激しいタイプで、調子に乗るとスイスイ投げる。柳原の登板もあるかもしれないが…。

 勝者がオークラヤ住宅と次戦で戦う。

オープンハウス(75)−リスト(87)

 勝ったほうが決勝T進出となる。2連勝のオープンハウスがはじめて対決する強豪。劣勢は否めないが、エース北原次第ではリスト打線を最小失点に抑えられる。ストレートはもちろんだが、高速スライダーは水曜ブロックでもトップクラス。強打のリスト打線も攻略は容易でない。打線は機動力を生かしてリストを慌てさせたい。

 リストの先発は藤井か前試合で好投した佐藤かだが、佐藤の連投はないと読んだ。藤井は昨年の出来にないと見たが、オープンハウス打線を抑える力はある。打線は好調だ。先頭打者岩島を始め杉山、清水の新婚組も元気で、海藤も相変わらず勝負強い。

 敗者は、この日のすみしん−三井不販リアルプラン戦の勝者と戦う。

東京建物不動産販売(56)−大和ハウス工業(64)

 負ければ予選敗退が決まる。レーティングは大和ハウスが上位だが、前試合で8年ぶりに勝利した東建不販は勢いがある。投手は先発竹田に、抑えは佐林の勝利の方程式も完成しつつある。打線は国学院久我山出身の加覧がいい。大和を倒しても驚かない。

 大和は長期低迷から脱しきれていないようだ。ベテラン大内に頼らざるを得ない投手力に不安を残す。高橋は四死球の数を減らさないと苦しい。前試合ではメンバーが揃わなかったようだが、打線も弱い。

 勝者は、次戦でポラスと戦う。

三井リハウス東京(62)−住友不動産販売(82)

 流通会社 1 、2位の対決で、火花が散る戦いになりそうだ。レーティングでは住友不販が圧倒しているが、リハウスは強い相手には神がかり的な力を発揮するチーム。元巨人の作田の出場もあるかもしれない。下手投げの眞保榮は安定感がある。47歳の鉄人&ス賀も元気だ。策士・安西監督の采配も見ものだ。

 住友不販はエース伊藤が先発するのは間違いない。いつも通りの試合をするはずだ。前試合ではスウェーデンハウスを圧倒したように、リハウスを力でねじ伏せるか。

 勝者の次戦相手は野村不動産アーバンネット、敗者の次戦相手はミサワホーム東京神奈川。

長谷工アーベスト(55)−積水ハウス(71)

 勝者は決勝T進出が決まる。積水ハウスが優勢と見た。亜細亜大卒の新人竹内投手の加入が大きく、中村純の負担も軽減された。千葉西から移籍した佐藤が期待通り働きをしており、山本捕手は佐藤以上だという。

 アーベストは相手が悪いが、強いチームと戦えることを喜びに転化したい。エース大谷がどこまで踏ん張るかだが、極力四死球を出さないよう心掛けたい。守備陣もしっかり守り盛り上げたい。

 敗者の次戦相手はこの日のすみしん−三井不販リアルプランの敗者。

ナイス(61)−ベンハウス(55)

 出ると負け≠フベンハウスが何と2連勝! もう一段のレーティング引き上げが必要のようで、ここはナイスと互角以上の評価が妥当か。投手に若手が加わり、打線もセンター返しの基本に忠実のバッティングをする。「戸建て分譲の業績もいい」(荻間社長)ようで、ここもナイスを一蹴するか。

 ナイスは41歳のベテラン福島の先発か。スピードはないが身の丈≠心得たピッチングをする。打線は前試合で2安打3打点の新人貝瀬に期待。選手の高齢化が進んでいるチームに新しい風を吹き込んだ。通算本塁打数ではトップの芦沢は打っても本塁までは帰れないが、2塁までは走れる。

 双方とも勝っても負けても次戦は厳しい戦いになりそう。勝者の次戦相手は旭化成ホームズ、敗者の次戦相手はちばリハウス。もちろんちばリ相手だと勝つ可能性はないわけではないが…。

積水ハウス千葉西(66)−スウェーデンハウス(80)

 負ければ予選敗退となる。スウェーデンハウスが優勢だ。前試合では住友不販に完敗したがここは必勝態勢で臨むはずだ。エース大関も完全復活した。

 千葉西のベテランエース八木は3連投になりそうで、問題は酷暑対策。スタミナを奪われないように省エネ投法に徹したい。幸い、前試合では守備陣もノーエラーで頑張った。引退試合となるはずだった山内は1発を含む3安打5打点の活躍で、この試合も出場することを決めた。ムードはいい。

 勝者の次戦相手はミサワホーム東京。

すみしん不動産(54)−三井不動産販売リアルプランセンター(82)

 レーティングで30点近くも差があり、ここはリアルプランの優勢は動かない。リストと好試合をやったように練習量が豊富で打線がいいし、エース北地も安定感がある。

 前試合で拾いものの1勝を挙げたすみしんだが、果たして誰が投げるのか。ベテラン辻にとって炎天下の連投は相当応えるはずだ。辻は打力もありチームから頼られているから、打者としても外せない。一方的に守りにつかされることも想定したい。田代の大声で相手の脳波を狂わせば大波乱もおきるか。

 勝者の次戦相手はこの日のオープンハウス−リストの敗者。敗者の次戦相手はこの日の長谷工アーベスト−積水ハウスの敗者。

(牧田 司 記者7月20日)