RBA HOME> RBAタイムズHOME >2010年 >

第22回 RBA野球大会 日曜ブロック

記者の独断による格付け(レーティング)

レーティング変更 住友、鹿島、三井を格上げ

 三井住宅サービス、清水は格下げ(7/20)

 三井不動産住宅サービスは昨年の防御率ナンバー一投手・井上に肩痛が発症したことが分かった。井上が投げられなければただのチーム。81⇒68に大幅格下げ。

 清水建設も小寺が投げられないのが確定的だ。これまで投げた吉田瑞、橋口、本間は強豪相手だと苦しい。81⇒75にさらに格下げ。山寺監督も「どうぞ、格下げしてください」と了解した。決勝Tに残れば小寺の復活はあるのか。

 住友不動産の中須投手は噂どおりの投手。ザルだった守りも締まり、打線も打てるようになってきた。タイセイ、東電不動産、ケンコーポの3強には分が悪いとみたが、他には負けない。さらに格上げ75⇒81に。

 若山総監督によると、次戦では自らは欠場するが、女性応援団が大挙して駆けつけるそうだ。対するケンのエース小笠原は「僕が打つ」と中須攻略に燃えている。中須−小笠原の対決はRBAの球史に残る試合になりそうだ。無料で観戦できるのだから、関係者は駆けつけてはどうか。

 鹿島建設が元気だ。新人豊田は安定感がある。打線も好調。70⇒76へ。

 三井不動産はかつてのエース木下が復帰。相変わらずの肩痛を抱えているが気合で投げるタイプ。68⇒75へ格上げ。

 三井不動産販売の東は人差し指を骨折しながら東電を4点(自責点2)に抑えた。本人は「かえって力が抜けて変化球が決まった」とケロリ。化けものだ。エースを支えるべき主砲の山本は前試合で欠場。山本は昨年、自らが骨折してチームに迷惑をかけた。ここは借りを返すべき。東が頑張り山本が打てば4強の目もある。レーティングを引き上げたいが、もう少し様子を見よう。76を据え置き。

レーティング変更 清水85⇒81に、鹿島63⇒70 、東建は50⇒54(6/24)

 清水建設はエース小寺に故障発生と診て85点から81点に引き下げ。言質は取っていないが、山寺監督のあの「小寺、小寺」の声かけは明らかに患者に対するいたわりの声だ。小寺が投げられないとすれば10点引き下げもあるが、ここは激変緩和措置として81点にとどめる。次戦の戦いぶりによってはさらに引き下げもある。

 記者が優勝候補の筆頭と考え87点をつけたタイセイ・ハウジーは予想通りの戦いぶりで据え置き。東電不動産はエース清水が絶好調、主軸の打線も好調で84点から85点に引き上げ。

 安田不動産は75点ぐらいに引き上げてもいいが、昨年のこともあるのでもう1回様子を見よう。西沢も岩間もいま一つ軟式をマスターしていない。

 東急不動産に辛勝した81点の三井不動産住宅サービスは、エース井上が仕事で不在だったためで、そろそろ組合の総会も終わりそうなので据え置きとした。満塁弾を放った藤元は今年も期待できそう。

 64点の三菱地所を問題にしなかった63点の鹿島は今年は元気がありそうで、70点に引き上げ。ただし、このチームは脆さも同居する。次回、同じ戦いができるかどうかは保障できない。

 70点の三井不動産は、相澤が登板できそうもないことが分かった。とりあえず68点に引き下げ。かつてのエース肥田の復帰は評価できるが、彼が投げるようでは心もとない。

 64点の三井不動産レジデンシャルを破った青山メインランドは、エース吉井が肉離れを起こし出場辞退したが、63点から70点に引き上げ。相当の力がある。

 50点の東京建物が61点のテーオーシーを破り、東建ナインから「50点はない」とブーイングが起きているようだが、所詮蝸牛角上の闘い。テーオーシーがふがいなさ過ぎた。テーオーシーは52点に引き下げ。東建は5年ぶりの勝利を称え、54点に引き上げる。

 昨年の記者の参加チームの格付け(レーティング)は、驚異的な的中率を誇った。日曜ブロックは43試合中36試合でレーティング上位チームが勝利。的中率は実に84%に達した。レーティング55点同士の住友不動産−平和不動産は12−12の同点となりジャンケンで決着するなど、マンションの単価予想同様、記者の目利き力のすごさが証明された。

 一方、水曜ブロックは74試合中53試合が的中し、的中率は72%だった。水曜ブロックの的中率がやや低かったのは、すみしん不動産、ミサワホーム東京、伊藤忠ハウジングなどを過小評価したためだ。

 今回は、各チームの評価点に極力差をつけつつも的中率のアップを図った。自らの退路を断ち、昨年の的中率がフロックでないことを証明したい。ただ、不安材料がないわけではない。タイセイ・ハウジーは買いかぶりしすぎたかもしれないし、昨年の55点から75点に引き上げた住友不動産も大冒険だ。64点まで引き下げた古豪・三菱地所には総反発されるかもしれない。ナミキ、青山メインランド…いろいろ考えると、正直、どこが強いのやら弱いのやら分からなくなってくる。

 【格付け(レーティング)について】 投手力、攻撃力、守備力は5段階評価。総合力は100点満点で評価した。評価点は昨年の成績を基本としながら、各チームへの取材、練習試合などを参考にした。評価点は予告なく変更することもあります。異論・反論は受け付けますが、最終的な判断は記者が行います。異論・反論のある方はRBA事務局へ。

日曜ブロック レーティング

チーム名 投手力 攻撃力 守備力 総合力
コメント        
タイセイ・ハウジー 5 5 4 87
修徳−神大卒の大砲・田母神が入社。並以上の投手が5人ぐらいいる投手王国。念願の優勝が狙える
ケンコーポレーション 5 4 5 86
昨年は清水に敗れ8連覇を阻 まれたが、小笠原投手は万全とみた。2年目の石塚、大矢も期待できそう
東電不動産 4 5 5 85
昨年は念願のドーム進出を果たしたが、延長サヨナラ負け。雪辱に燃えるはず。清水の肩痛が懸念材料
住友不動産 5 3 4 81
2年連続惨敗続 きだが、今年は全国草野球サンスポ大会の優勝投手が加入 。俄然ダークホースに浮上だ
ナミキ 4 4 4 80
今年初参加。黒木監督は明大野球部主将を務めた強面の主砲でもある。知弁和歌山の甲子園組も補強
トーシンパートナーズ 4 4 4 79
昨年は「今年は集大成の年。優勝狙う」と岩本助監督は超強気だったがいいところなし。 今年も強気だが…
ポラス 4 4 4 79
試合巧者だが主力の高齢化が懸念材料。1番荒川、エース近藤次第で上位 もうかがえるが…
三井不動産販売 4 4 4 76
かつての剛球投手、東はコントロール重視に変身中 。日曜屈指の強打者、山本は只者でない
鹿島建設 4 4 4 76
強者と弱者が同居する不思議なチーム。戦力分析しづらいチーム。今年は強 いのか弱 いのか  強い
三井不動産 4 4 3 75
工藤前監督は捕手に専念。新監督に仙台勤務から戻 った細井が就任 。かつてのエース木下が復帰
清水建設 3 4 5 75
松山商−城西国際大卒の小寺投手が昨秋に大化け。優勝投手に。今年も前進可能。優勝候補の一角
旭化成リフォーム 3 4 5 72
エース水島は今年も投 げられないと見た。ベテラン金子では強豪と互角に戦 えるとは思えない。格下げ
安田不動産 4 3 3 71
昨年はエースで主砲の西沢を買いかぶりしすぎた。「今年はRBAに専念」というが、果 たしてどこまで 。
サンフロンティア不動産 4 3 3 70
いすゞ時代の社会人野球経験者の二宮は連投どころか、長 いイニングも無理。芳賀は投打に期待 だが…
青山メインランド 5 4 3 70
初参加。吉井監督(42)は元ベイスターズ投手。「肩は錆びちゃった」というのは三味線。只者でないこと証明
三井不動産レジデンシャル 4 3 3 69
攻守の要・井上の関西異動は痛い。エース鈴木は安定感あり。保立監督 は「8強入りが目標 」というが
菱重エステート 4 3 3 68
エース佐々木の踏ん張り次第。制球難を解消 しないと8強入りは? ラガーマン山 野に注目
三井不動産住宅サービス 3 3 3 68
昨年は東経大卒の井上投手が大活躍 。防御率 トップに。 課題の打力アップは解消 されていないとみたが
三井不動産販売 リパーク 4 3 3 67
2年ぶり復帰 。森下監督は強気だが、 準優勝投手・北地のリアルプラン異動は痛 いはず。8強は?
野村リビングサポート 4 3 3 65
水曜 ブロックからの移動 。2年目羽尾投手は安定感が増 している。 課題 は非力な打力アップ
三菱地所 3 3 4 64
今年の戦力について取材がきておらず、 不気味 といえば不気味だが、戦力大幅アップまでは…
東急不動産 3 4 3 63
実に21年ぶり復帰 。水曜のモリモトとの練習試合で互角の試合をしており、そこそこはやれるはず
ミサワホーム 3 3 3 58
今年47歳の鉄人¢蝟に期待 。昨年はハッスルしすぎて本番前にリタイア…
三井不動産住宅リース 3 3 3 55
取材できておらず、 分からない部分も多いが、技巧派居波しかいない投手力では予選突破は難しそう
東京建物 3 3 3 54
大会参加21年目。「参加することに意義あり」を実践する数少ないチーム 。過去6年間に1勝のみでは… 1勝挙げる
テーオーシー 2 3 3 52
投手は坂間、高橋の2枚揃い、出 ると負け≠解消したはずだが… 。打力と守備も課題
平和不動産 3 3 3 52
エース荻野も不惑(40歳)超えの41歳 に。 柔道の寝技が得意だが、 野球に通用するほど甘くない

 

(牧田 司 記者6月4日)