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第22回 RBA野球大会 水曜ブロック

神宮外苑に5チームが練習試合と単独練習


野村不動産アーバンネットの応援席


 RBA水曜ブロック参加チームは6月2日(水)、神宮外苑軟式野球場で5チームが練習試合と練習を行った。以下、キャンプレポート。

リアルプラン開幕OK 北地が早々と予告先発宣言

野村不動産アーバンは余裕の仕上げ


本番さながら、サヨナラ勝ちにおおはしゃぎのリアルプラン

 練習試合を行ったのは野村不動産アーバンネット−三井不動産販売リアルプランセンター。

 仕上がりのよさが目立ったのがリアルプラン。エース北地が4回をビシッと抑えた。北地は「絶好調。僕がリスト戦で投げる」と早くも予告登板。巧みな変化球でリスト打線を手玉に取るか。2番手で投げた安田も2回を無難に投げた。先発した水野は初回に7失点したが、吉田監督は「将来のエース。決まれば打たれない」とかばった。

 「朝8時から練習している」(志保沢)打線も絶好調とみた。動きがよく、練習量の豊富さをうかがわせた。小針、神村、福井らの若手の活躍が目立った。試合は、8−7でリアルプランがサヨナラ勝ち。

 野村不動産アーバンは、開幕が16日とあって余裕の仕上げ。エース三根は「メンバーが揃っておらず、練習ですから」と全力投球していなかったようだ。

    
左からリアルプランの未来(未完じゃないですよ)のエース水野、ミッドタワー勤務の北地、神

佐林−稲富のベテランバッテリーが元気 8年ぶり勝利目前


エース佐林

 エース佐林と稲富捕手のベテランバッテリーがやる気満々だったのが単独で練習した東京建物不動産販売。「みずほ信不動産販売さんに練習試合を申し込んだら断られた。うちじゃ相手にならないと思っているんでしょ」と稲富は笑った。

 今年は、学芸大時代に軟式野球の全国大会にも出場した新人の池田孔が入社。大きな戦力になりそうだ。初戦の相手は積和不動産でやや分は悪いが、敗者復活の相手になりそうな東栄住宅かコスモスイニシアとは互角以上の試合ができるかもしれない。8年ぶりの勝利は目前だ。


左から池田孔、池田和、前田樹、稲富

肩痛抱えるエース山下 並みのチームには負けない


ちょっとおなかが気になる2番手エース竹田

 昨年は肩痛で満足に投げられなかったエース山下の仕上がりが懸念されるみずほ信不動産販売は、初めての練習にしては動きが良かった。守備はやや不安を残したが、打線は甘い球を確実にとらえていた。

 肝心の山下は、肩痛が癒えておらずスピードはないが、並みのチームなら抑えきれると見た。2番手の竹田はいい速球を持っており、走り込み(減量)をすればエースにのし上がれると見た。

 打線では中村監督と同期の渡辺 (55) がとてもその歳には見えないシュアなバッティングを披露した。ナインは「うちの秘密兵器」と語っていた。


秘密兵器の渡辺

新生コスモスイニシア エースはドーム経験者の吉村


新生コスモスイニシアナイン

 新生コスモスイニシアも初練習した。絶対的なエース鴛海や、チームの支柱・竹松ら大量の主力選手が退団≠オガタ落ちした戦力をどう立て直すのかが見ものだ。

 投げるのは唯一のドーム経験者(12回大会のコスモスイニシア北関東時代)で、少年野球コーチなども務めているベテラン吉村(43)だ。北関東時代は技巧派でらなし、ドーム進出に貢献した。「もう10年前ですから」と本人は謙遜したが、動きはよさそうだった。死四球で自滅するようなことはない。打たせて取るピッチングをすれば予選突破ラインのチームとなら互角の試合ができると見た。

 問題は守りだ。この日の練習でもミスを連発していた。ただ、初戦相手の東栄住宅もそれほどの戦力でないはずで、勝算は十分あるとみた。乱戦に持ち込み、相手を消耗(先に消耗する危険性もはらむが)させたい。


渡辺主将(左)とシートノックする吉村

(牧田 司 記者6月3日)