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第22回 RBA野球大会 水曜ブロック

業績V字型回復の東栄住宅が3年ぶりRBA復帰


長岡氏

 

「チーム強化3カ年計画の初年度」長岡主将

 建売住宅の売れ行き好転を背景に業績もV字型の回復振りを見せている東栄住宅が3年振りに水曜ブロックに復帰する。同チームは9回大会から19回大会まで参加。好投手・田辺投手を擁し、18回大会は4勝1敗の好成績を残したが、田辺氏が退社した19回大会は2連敗で予選敗退。その後、2年間は参加していない。

 復帰の理由を主将で、同社東京城西ブロック立川支店支店長・長岡信一氏(34)に聞いた。

 「この3年間は、ナインの異動もあり業績もいま一つだったりして参加を取りやめていました。しかし、社内の野球大会などをやるとすごく盛り上がる。業績も回復していますし、復帰を決めました」とのことだ。

 しかし、3年間のブランクはありそうだ。「部員は15人ぐらい。野球経験者は少なく、投手も決まっていない。他チームのレベルも上がっているだろうから、高望みはできないでしょう」とし、「社内には野球ができそうな人材はいるはず。復帰をきっかけに社内に告知して人材を発掘する。まあ、3カ年計画で強いチームにしたいと思います」とのことだ。

 投手は決まっていないが、どうやら投げるのは総務部IR担当の本田氏のようだ。長岡氏によると「彼はスポーツ万能だと聞いている。専門はスキーのようだが、そこそこ投げられるのではないか」と期待を寄せている。

◇     ◆     ◇

 立川支店の業績もいいようだ。「建売住宅の売れ行きはいいですね。このエリアで完成物件はほとんどありません。着工前の図面の段階で売れる物件も少なくありません。年間50〜100棟ぐらい手がける業者さんがたくさんいて、用地の取得合戦も激しくなっています。

 当社の物件では、4月から販売を開始した30棟現場の物件では1カ月半の間に19棟を完売しました。ありがたいことに、販売代理の業者さんからは『東栄住宅さんの物件は、自信を持ってお客様に勧められる』と仰っていただいています」と語った。

 同社は22年1月期決算で黒字化を達成。復配&増配も行った。今期経常利益は前期比倍増の45億円を見込んでいる。

(牧田 司 記者6月2日)