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日曜ブロックのダークホースは住友不動産!?

全国草野球優勝投手がエースとして出場


左から平元監督、釜阪選手

 

 日曜ブロックのダークホースは住友不動産!?――過去2年間で0勝4敗と惨敗続きのチームが日曜ブロックの優勝戦線に殴り込みをかける。住友不動産ビル事業本部管理第一部所長・平元忠監督と同本部法人営業部課長代理・釜阪拓也選手が昨日の抽選会後で、他のチームをまとめて牛耳りそうな秘密兵器≠ェいることを打ち明けた。

 両氏は「平野(投手)? あんなにコントロールの悪いのはクビ。それより、草野球のサンスポ大会で全国優勝している経験の持ち主が入社4年後でようやく出場できるようになった。自称だがマックス140キロで、130キロは楽に出る。広島カープのセレクションに最後まで残った投手ですよ。うちが台風の目になる。今度の日曜日には清水(建設)さんと練習試合をする。何なら結果をメールしましょうか。名前? 言えばネットにたくさん書き込みがありますよ。見てのお楽しみ」と、のらりくらりと記者の質問をはぐらかした。

 同社チームの記者のレーティングは平和不動産とともに55。お尻から数えて3番目。昨年は、負ければ2連敗で予選敗退が決まる試合で対決し、レーティング通り死四球を乱発、壮絶な雨中の乱打戦となり、結局12−12でタイスコア。 RBA の歴史で初のジャンケンとなり、住友不動産が涙を飲んだ。総監督を務める同社広報部長・若山公一氏もほとんど顔を見せることなく、いわばサジを投げていた。 

 そんなチームだから、今年も出ると負け≠セろうから記者もノーマーク、レーティングをさらの引き下げようかとも思っていた。しかし、33年の歴史があり、毎年全国から200チーム近くが参加するサンケイスポーツが主催のサンスポ大会で全国優勝したチームのエースが参戦するとなれば、レーティングは70以上に格上げだ。 清水との練習試合の結果次第では、さらに格上げする必要も生じるかもしれない。

 運命のいたずらか。今年の初戦の相手は何と平和不動産。ジャンケンで負けた悔しさの数倍のお返しをしてうっぷんを晴らすことになりそうだ。

 平元監督は、「昨年は私の息子だけがクローズアップされたが、今年は勝つために監督に専念できる」と自信満々だった。

 気の毒なのは平和不動産だ。初戦で敗れると次戦は優勝候補の一角タイセイ・ハウジー−菱重エステートの敗者。どちらと対決しても劣勢は否めない。

平和不動産 大会初のジャンケンで勝ち残る

(牧田 司 記者 5月28日)