RBA HOME> RBAタイムズHOME >2010年 >

第22回RBA野球大会 日曜ブロック 準決勝戦

どっちも勝て 記者の勝って@\想

(  )内は記者のレーティング


 東電不動産 (85) −ケン・コーポレーション(88)

 レーティングはケンコーポが3点上回っているが、勝敗の行方は混沌。大激戦だ。プロ野球のCS戦より面白い。

 先発はケンコーポ小笠原、東電・清水の両エースで間違いない。双方とも今季は絶好調。小笠原は5試合23回をほとんど1人で投げきり、自責点はわずか1点。四死球も1個しか与えていない。対する清水も4試合19回投げ自責点はゼロ。奪三振率も小笠原が16.04、清水は15.63。こちらもほぼ互角だ。

 勝敗を分けるのは一発か失策だろうが、これも優劣つけ難い。長打力は互角だ。東電不は本塁打はないが、3塁打と2塁打は9本。ケンコーポは本塁打2本に、3塁打と2塁打で6本。守りも互角だ。

 それぞれの不安材料を挙げるとすれば、ケンコーポはやや打線が湿りがちなことだ。勝負強い笠は今季は10打数1安打、打率 .100。不振を極めている。朝日、小笠原は打率.300以上の成績を挙げているが、他が弱い。期待された大矢、石塚もいま一つだ。

 東電不も主砲の田中が不調。前試合でようやく安打を放ち復調の兆しがあるが、果たして小笠原を打てるか。開幕当初は絶好調だった篠宮にも当たりが止まっている。打線のつながりもいま一つだ。

 ここはサドンデスとなるケースも予想したい。

清水建設(80)−安田不動産(80)

 レーティングは80点の同店。こちらも甲乙つけ難く難解な一戦になりそうだ。安田不の先発は西沢で間違いないが、清水は分からない。前試合で投げた安定感のある須田の可能性がもっとも高いが、エース小寺の登板もあるとみた。小寺は肩痛の爆弾を抱えており、一つ間違えると安田に先取点を奪われかねない。須田は、安田打線なら抑えるか。

 西沢は、現在自責点ゼロで防御率トップだが、21回投げ四死球が16個はいかにも多い。被安打も12。これで自責点ゼロというのは運もあるということか。

 打線は、チーム打力では安田が.261、清水が.255で互角に見えるが、これまでの対戦相手を考えると明らかに清水が上回る。機動力もある。安田は打撃絶好調の西沢の前にどれだけ走者をためられるか。下位打線も奮起しないと、相手に足元を見られそうだ。

 試合巧者の清水がやや優勢とは見たが…。

(牧田 司 記者 10月19日)