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第2回 管理会社野球大会

三井不動産住宅サービスが先勝 井上が決勝打


逆転に沸く三井ベンチ

1
2
3
4
 
合 計
野村リビングサポート

三井不動産住宅サービス

 

(6回時間切れ)

 

野村リビングサポート 拙守に泣く

 第2回管理会社野球大会初戦が10月12日夜、新宿・落合中央公園野球場で行われ、三井不動産住宅サービスが野村リビングサポートを2−1で下し、昨年同様、幸先のいいスタートを切った。来週は住友不動産建物サービス−三菱地所藤和コミュニティの試合が行われる。

 三井住宅サービスが相手の拙守につけ込んで逆転勝ちした。宮崎が1失点完投。井上が決勝打を放った。野村リビング羽尾投手は2安打に抑えたが、拙守に泣いた。三井の失策はゼロ、野村が5個で、守りの差が明暗を分けた。

 1点を追う三井住宅サービスは4回、この回先頭の5番北島が中飛エラーで出塁。続く宮崎は二ゴロで北島は二封されたが、7番中村秀が四球(代走近江)を選び、8番中村健が左直に倒れた2死後、宮崎と近江が重盗を決め相手にプレッシャーをかけ、9番井上の遊内野安打の間に近江も帰り逆転。放った安打はこの回の井上と初回の4番藤元の2安打のみだった。

 宮崎投手は堅い守りに支えられ4安打1失点完投。

    
左から三井井上、近江

 

  野 村  席打安点
F 海 津3 3 1 0
A 小 村3 2 0 0
G 竹 内2 1 0 1
8  大 塚1 1 0 0
D 戸 張3 3 0 0
B 近 藤2 2 0 0
3  大 岡1 1 1 0
H 安 島3 2 1 0
E 本 間2 2 0 0
打 片 岡1 1 0 0
C 神 田2 2 1 0
DH 小 澤1 0 0 0
打 矢 野1 1 0 0
振球犠  
4 4 0  2621 4 1
……………………
三 井  席打安点
H3高 濱3 3 0 0
F 高 田3 3 0 0
A 井 口3 3 0 0
D 藤 元2 2 1 0
G 北 島2 2 0 0
8  松 原0 0 0 0
@ 宮 崎2 2 0 0
B 中村秀2 1 0 0
走9近 江0 0 0 0
B 中村健2 1 0 0
E 井 上2 2 1 2
振球犠  
2 1 0  2220 2 2
……………………
投 手 回安振球責
羽 尾  5 2 2 1 0
……………………
宮 崎  6 4 4 4 1
2塁打 海津

 野村リビングは惜敗。3回、1死から8番神田が右前安打で出塁、9番小澤は死球で続き、 1 死後から2番小村、3番竹内が連続四球を選び押し出し。貴重な先取点を奪った。4回にも1死から6番安島が捕内野安打で出塁、2盗、3盗を決め好機を広げたが2者が凡退。5回にも1番海津が中超2塁打を放ったが、後続が続かず、最終回の2死 1 、2塁の得点機を生かせなかった。

 羽尾投手は2安打に抑えたが、味方に足を引っ張られた。中堅手が犯した3つ目の失策が致命傷となった。

○須永監督 危ない試合だったが、同点に追いつかれてもサヨナラで勝てると思っていた。守りがしっかりしており、ゲームを作れたのが勝因

○ナイン 今日は新人の近江の好走塁を誉めてやって

○近江 足? 若さでしょう(代走で出塁すると宮崎との重盗を決め、井上の高いバウンドのショートゴロに躊躇なく3塁を回りホームを陥れた)

○藤元 (相手中堅手の守備について)あれは人工芝とスパイクがあっていないからでしょう(さすが地に足がつかない′エ因を指摘した)

●榊監督 守備力を鍛えなおす

●竹内中堅手 どうしてか分からない。照明が目に入ったとしといて ( 5度の守備機会に3度の失敗。ナインは「普段は上手いのに」 )

●羽尾 面白かった。味方のエラー? ああいう場面で投手がかっとなっちゃダメ

   
三井宮崎(右)                 三井須永監督

    
野村 羽尾投手(左)と竹内


戦況を見つめる野村榊監督(右)

人工マウンドへの変更 再考を

 この日、行われた試合のマウンドは人工ではなく土のマウンドだった。野村羽尾投手が与えた四死球は1個、三井宮崎投手が与えた四死球は4個で、合計5個だった。

 第1回の決勝戦も同じカードで、行われたのは人工マウンドの西戸山公園野球場だった。野村の投手は同じ羽尾で、三井の投手は井上だった。羽尾は6個、井上は10個の四死球を与え、双方で16個だった。人工マウンドのマウンドに上るとふわふわとバウンドした。人工マウンドではなく「人工バウンド」だった。

 前回も書いたが、土のマウンドで行われた葛飾の球場では1試合平均の四死球は7.2個だったのに対し、人工マウンドの西戸山は約2.4倍の17.5個だった。与四死球の差は、投手の制球力にあるのではなく明らかに人工と土のマウンドの差であることがこれで証明された。

◇     ◆     ◇

 グラウンド整備関係者によると、落合中央公園野球場もサッカーとの併用球場で、土のマウンドでなく人工マウンドに変更する案が浮上しているという。野球のマウンドをそのままにし、サッカーを行うと危険というのがその理由のようだ。人工マウンドにすれば、サッカーをやる場合はマウンドを取り払い、野球をやるときはマウンドを設置すればいいというわけだ。

 しかし、先に書いたように、西戸山の人工マウンドでは野球の試合にならないのも事実だ。関係者の善処を願いたい。


新宿・落合中央公園野球場

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(牧田司記者 平成22年10月13日)