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第22回RBA野球大会 水曜ブロック 決勝トーナメント 準々決勝戦

どっちも勝て 記者の勝って予想

 

三井リハウス東京(65)−三井不販リアルプラン(84)

 どちらが兄で弟か分からないが、リハウス東京は三井不販の子会社だから、どちらかといえばリアルプランが兄か。しかし、戦跡から言ってリハウスが先輩。ここは骨肉の争いが演じられそうだ。

 レーティング差は19点。かなりの差がついている。常識的にはリアルプランの優勢は動かない。先発は前試合で好投した安田か、あるいは北地か。どちらが投げてもリハウス相手なら最小失点に抑える力がある。打線も元気だ。容赦のない攻撃で弟を叩きのめすか。それとも吉田監督は、弟思いの兄を演じるのか。

 リハウスは住友不販とスウェーデンハウス戦で神がかり的な勝利を収めてきた。しかし、今回は相手に隙がない。策士∴タ西監督も策の施しようがないとみた。2度あることは3度あるとは思えない。奇跡を起こすとすれば下手投げの眞保榮が相手のタイミングを外すケースか。

旭化成ホームズ(91)−積水ハウス(82)

 王者・旭化成ホームズはこれまで全く危なげなく勝ちあがってきた。エース今野を温存しても、2番手平山が絶好調。課題だった制球難も陰を潜め、前試合ではあわや完全試合の快投を演じた。しかし、今野が「次は投げる」と語ったように、先発は今野と読んだ。打線も本塁打3号トップの北寒寺を筆頭に好調だ。不安材料を探せば、山本捕手が肉離れを発症した? ことぐらいか。

 積水ハウスはリバブルを接戦の末下したように確実に力をつけている。しかし、旭化成とはかなりの差があると見た。ここは同じ野球をやっても勝てない。今野の配球を読んで、打ちのめすしかない。おにぎりくん≠アと佐藤の長打に期待だ。

住友林業(86)−ベンハウス(68)

 記者のレーティングをことごとく覆し勝ちあがってきたベンハウスはさらにレーティングを引き上げた。しかし、住林とはまだ18点差もある。ここは住林が優勢。新人の梶原でも西野でも大量失点はしないはずだ。エース稲田はここで投げないとなると、やはり肩痛が癒えていないと見るべきか。

 ベンハウスは、前試合で渥美が伊藤忠ハウジングを1安打に抑えた。見事な放物線を描くスローボールが効果的だった。左腕のエース白井もいるが、渥美にかけてみる手もある。1巡目までは抑えられるのではないか。打線は前試合で爆発したが、今度は好投手揃いの住林だけに、コンパクト打法で崩したい。親方(社長)はまさか出ないだろう。

リスト(87)−長谷工アーベスト(60)

 昨年の4強ちばリハウスのエース篠原を粉砕した長谷工アーベストはレーティングを 55 から 60 に格上げした。それでもリストとの差は27点もある。及川監督はちばリ戦で「優勝を狙う。ここは通過点」などと不気味な発言をしたが…。

 リストの優勢は動かない。先発は佐藤か藤井か。どちらもありそうだ。前試合で海藤に美味しいところを持っていかれた強打の岩島や杉山が奮起するか。

 長谷工はエース大谷次第。前試合は変化球が冴えた。強打揃いのリスト打線にも変化球は有効だろう。打線は、長打を狙わず、センター返しに徹し相手投手にダメージを与えたい。

(牧田 司 記者9月21日)