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名鉄不動産他「プレミアムプレイス草加松原」早期完売へ


「プレミアムプレイス草加松原」完成予想図


 名鉄不動産(事業比率50%)、長谷工コーポレーション(同30%)、大栄不動産(同20%)の3社JVの人気マンション「プレミアムプレイス草加松原」を見学した。

 物件は、東武伊勢崎線松原団地駅から徒歩5分、草加市中根1丁目に位置する14階建て全346戸の規模。専有面積は約70〜100平方b。近く分譲される1期(20戸)の予定価格は2,600万円台〜4,100万円台(最多価格帯3,300万円台)、坪単価は130万円。竣工予定は平成23年2月下旬。施工は長谷工コーポレーション。販売代理は長谷工アーべスト。

 モデルルームオープンは年明けの 1 月8日から。これまで毎週50〜60組の来場者があり、優先分譲として供給した130戸はほとんど契約済みだ。専有面積が100平方bの角住戸は全24戸のうちほとんど残っていない。近く分譲される住戸も抽選になる住戸も予想されるとのことだった。

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 記者は、東武伊勢崎沿線にはかなり詳しいので聞かなくても人気の要因は分かる。人気の第一の要因は立地環境だ。駅東口から商店街を抜けた綾瀬川に面した角地にあり、道路を隔てた南側の対面は草加市文化会館。敷地西側に流れる綾瀬川は、かつて全国一♂い川として汚名を着せられていたが、最近は改善されている。魚も泳ぐ川になりつつあるとのことだった。綾瀬川沿いは、「日本の道百選」にも選ばれた松林が美しい遊歩道も整備されている。草加駅は歓楽街の街になりつつある半面、松原団地は文化の香りがする住宅街だ。

 このような立地環境をユーザーも評価しているのだろうし、価格の割安感もある。同沿線には西新井駅圏の東武鉄道の大型物件を始め売れ残り物件も少なくないが、この立地で坪単価130万円というのはいかにも安い。

 フローリングは直床で、全体的な設備仕様レベルは高くない(伊勢崎線全体に言えること)が、リビング天井高は2650ミリ以上という住戸の比率が高い。2700〜3000ミリもある。

 販売代理の長谷工アーベストでは当初、竣工完売を目指していたが、このペースだと3カ月ぐらいで完売となる可能性も高い。

 取材の帰り、綾瀬川を覗いたらカモが1羽、気持ちよさそうに泳いでいた。

(牧田 司 記者 2010年2月12日)