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大京 22年3月期第3四半期決算 増収・黒字化

 大京は2月9日、平成22年3月期第3四半期決算を発表。主力のマンションの引渡しが増加、連結子会社化したオリックス・ファシリティーズの業績が寄与したことなどから増収となり、黒字に転換した。売上高は2,162億円(前年同期比9.7%増)、営業利益は76億円(前年同期は367億円の損失)、経常利益は58億円(同431億円の損失)、純利益は45億円(同489億円の損失)。

 セグメント別では、マンションの売上戸数は3,556戸(同326戸増)、マンション売上高は1,277億円(同170億円増)となったが、営業利益は、一部物件の工期の遅れ、たな卸資産の評価損 21 億円を計上した結果、1億円の損失(同404億円の損失)となった。

 不動産管理は、オリックス・ファシリティーズの業績が寄与したほか、大京アステージにおける管理事業の収益力強化により、営業収入は452億円(同89.0%増)、営業利益は42億円(同57.5%増)と大幅増収増益。

 不動産仲介は、前期に実施した不採算店舗の統廃合および人員削減などにより営業収入は59億円(同2.0%減)と減収となったものの、営業利益は5億円(同6億円の損失)と黒字化した。

(牧田 司 記者 2010年2月9日)