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三井不動産 平成22年3月期第3四半期決算 増収減益

 三井不動産は2月4日、平成22年3月期第3四半期決算を発表。マンションや投資家向け分譲の進捗などから増収となったが、市況悪化の影響から減益となった。売上高は1兆51億円(前年同期比 6.5%増)、営業利益は1,074億円(同14.7%減)、経常利益 869億円(同20.9%減)、純利益は508億円(同3.9%減)。通期予想に対しておおむね予定通りとしている。

 セグメント別では、賃貸は「三井ショッピングパーク ららぽーと新三郷」「青山 OM−SQUARE 」など新規・通期稼働物件が収益寄与し、売上は136億円の増収、営業利益はほぼ前年同期並みの782億円となった。首都圏オフィス空室率は単体で3.7%(第2四半期末は3.6%)。

 分譲は、大型マンションが竣工し増収増益となり、投資家向けは減益となったため売上は前年同期に比べ894億円の増収、53億円の減益。マンションの契約進捗率は計上予定戸数4,900戸に対して85%。完成在庫は902戸で、第2四半期末より29戸減。

 仲介・販売受託・コンサルティングは、仲介事業の個人向け仲介は取引件数が前年同期を上回ったものの、全体では前年同期に比べ109億円の減収、87億円の減益。

(牧田 司 記者 2010年2月4日)