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三菱地所 平成22年3月期第3四半期決算 減収減益

 三菱地所は2月4日、平成22年3月期第3四半期決算を発表。厳しさを増す市況を反映して減収減益となった。売上高は6,403億円(前年同期比3.0%減)、営業利益は864億円(同18.1%減)、経常利益は618億円(同26.6%減)となった。特別損益は、前年同期には73億円のたな卸資産評価損、43億円の不動産売買契約解除損、33億円の有価証券評価損を計上したのに対し、当期は12億円の容積利用権設定益を計上したことなどから349億円(同172.4%増)となった。

 セグメント別では、主力のビルは既存ビルの賃料改定が寄与したことなどから増収増益。平成21年12月末の空室率は3.89%となっている。

 住宅事業は、マンションの売上戸数が大幅に増加したため前年同期より283億円の増収。マンションの通期売上計上予定額のうち約81%が契約済。

 資産開発、海外事業、注文住宅、ホテル事業、不動産サービス業などは減収、または減益となった。

(牧田 司 記者 2010年2月4日)