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野村不動産「プラウド田無」29戸

モデルルームオープン1カ月で即日完売へ


「プラウド田無」完成予想図


 野村不動産は12月19日、「プラウド田無」全29戸を一斉販売するが、モデルルームオープン1カ月で来場者は約200組に達しており、即日完売は確実だ。

 物件は、西武新宿線田無駅から徒歩9分、西東京市田無町5丁目に位置する7階建て全29戸の規模。専有面積は70.26〜97.51m2、価格は3,680万〜6,280万円 ( 最多価格帯4,200万円台、4,300万円台、4,800万円台) 、坪単価は191万4,000円。竣工予定は平成23年6月下旬。施工は大末建設。

 現地は、大通りから一歩入った第 2 種中高層住居専用地域に立地。利便性と住環境のバランスに優れたエリアに立地するのが最大の特徴だ。同社もこの点を最大の売り≠ノしている。

 モデルルームオープンは11月20日。4週後の12月19日に一斉販売するが、すでにほとんどの住戸に要望が入っており、即日完売は確実だ。

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 わずか半年で「プラウドシティ池袋本町」全785戸を即日完売した同社だから、全29戸を即日完売したからっといって驚くことには当たらないかもしれないが、物件担当チーフの岡元伯高氏は「販売スピードはこれまでにない速さ」と胸を張った。5週間かけてモデルルームをオープンし、2週間かけて販売するのが同社の通常の販売スケジュールだそうだか、今回は4週間で完売の見込だからその速さが分かる。

 田無駅圏そのものもそれほど知名度があるわけではなく、マンションがよく売れるエリアでもない。同駅圏ではコスモスイニシア他「ヴィーガーデン」795戸が10カ月間で完売したが、これは田無駅圏というよりは、中央線沿線のマンションとしてアピールしたのがヒットした。この物件が、近隣の需要を全て刈り取ったともいえるエリアだ。それが証拠に、同社の物件の近くには2年ぐらいかけても完売できず、さらに値下げして同社の物件より単価を下げても売れ残っている物件もあるほどだ。

 にもかかわらず、同社のマンションが早期完売できるのは、やはり商品企画の差ということができる。70uタイプでも間口は約6.6 m(1部を除く)確保しており、同社オリジナルのラクモア≠標準装備している。建具・収納のデザインやカラーリングもいい。仕様レベルの高さには来場者は驚くはずだ。

 大型物件だけでなく、中小規模の物件でも手抜きをしない。プラウド≠フ強みはここにある。

(牧田 司 記者 2010年12月16日)