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相鉄不動産他「青葉台コートテラス」 順調な売れ行き


「青葉台コートテラス」完成予想図

 東急不動産が横浜市で初の長期優良住宅認定を取得したマンション「BRANZ青葉台二丁目」(全63戸)について1カ月前に書いたが、いつのまにか販売開始されており、残りは10戸を切ったとか。その隣接地の社宅跡地で分譲中の相鉄不動産(事業比率50%)、阪急不動産(同25%)、長谷工コーポレーション(同15%)、日鉱不動産(同10%)の4社JVマンション「青葉台コートテラス」もよく売れている。 

 物件は、東急田園都市線青葉台駅から徒歩10分、横浜市青葉区青葉台二丁目に位置する5〜10階建て6棟全245戸の規模。専有面積は70.45u〜92.69u、現在分譲中の住戸の価格は4238万〜6858万円。坪単価は220万円。完成予定は平成23年12月中旬。施工は長谷工コーポレーション。

 9月20日から契約を開始しており、現在までに100戸弱が契約済みだ。完成まで1年もあるので完売の可能性は高い。

 人気の要因は、まず立地環境だろう。先に紹介した「BRANZ青葉台二丁目」と同じアクセスだ。青葉台は坂が多いところで知られているが、この物件はすぐ近くまでフラットだ。サクラやイチョウが美しい並木道を通れるのがいい。物件はなだらかな坂の上のグランドエントランスからエレベータで住棟に入るアプローチもいい。

 価格もリーズナブルだ。東急不動産の物件は坪230万円だから、ユーザーは安いと感じただろう。先に紹介した「シャリエたまプラーザ」は坪210万円くらいだから、「たまプラーザ」より高いが、「たまプラーザ」の所在地は川崎市宮前区。このあたりの差か。より都心に近い高いエリアのマンションのほうが値段が安いということはしばしば見られることだ。

 長谷工コーポレーションが開発した「ミセスマインド」という女性の声やアイデアを提案した空間づくりも人気のひとつだという。これは、一部の同業他社が採用しているものとほとんど変わらないが、オプションの設備仕様が一つひとつ、ローンで購入でき毎月の返済額にしていくらなのか細かに示しているのも分かりやすい。「ミセスマインドセレクト」と呼ばれるもので、例えば「金利 0.975%、35年返済、月々○○円」(設備機器の耐用年数が35年あるかどうかはともかく)といった具合だ。「3,000円コース」「5,000円コース」などとオプションを組み合わせた提案もある。

(牧田 司 記者 2010年12月1日)