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申込殺到も 大京「ザ・ライオンズ三郷中央」


「ザ・ライオンズ三郷中央」完成予想図

 大京(事業比率75%)とオリックス不動産(同25%)が年内にも分譲を開始する「ザ・ライオンズ三郷中央」を見学した。極めてレベルの高いマンションだ。

 物件は、つくばエクスプレス三郷中央駅から徒歩1分、三郷市三郷中央一体型特定土地区画整理事業区域内に位置する全424戸の規模。工区はT街区とU街区に分かれており、T街区は25階建て全318戸。U街区は14階建て全106戸。他にゲストルーム2戸、キッズルーム2戸、フィットネスルーム1戸、店舗10戸あり。竣工予定はT街区が平成24年9月21日、U街区は平成25年2月4日。施工は佐藤工業。設計は安宅設計。

 先行して販売するT街区の専有面積は58.45m2〜100.00m2、予定価格は2,900万円台〜5,200万円台(最多価格帯3,600万円台)。全体の坪単価は160万円を切る模様だ。

 11月23日に一般向けにモデルルームをオープンするが、すでに反響は1000件を超えているという。

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 このマンション用地については、以前から興味を持っていた。戸数が多いから、ありきたりのマンションでは販売に苦労するのではないかと正直思っていた。

 概要を見てモデルルームを見て、その懸念は吹き飛んだ。マンションのパンフレットには「三郷中央駅1分」「三郷市内bPの最高層タワーマンション」「TX沿線で1番東京に近い駅前複合開発」「首都圏で第1号の『ザ・ライオンズ』」などと謳っているが、これらをはるかに凌駕する内容がある。

 このレベルの高さを持ってすれば、駅1分だろうが、市内 1 だろうが全く関係ない。さすがに「埼玉bP」と謳う自信はないだろうし、根拠を示せといわれれば同社も示せないだろうが、記者はそれに近いものがあると思う。

 埼玉県bPといえば、記者は今年見た近鉄不動産他「グランド ミッド タワーズ大宮」が一番だろうと思っているが、「大宮」とはコンセプトもターゲットも異なる。埼玉県下ではタワーマンションは40〜50棟ぐらいだろうか。この中でもトップクラスのマンションだろう。三郷市内にはこのマンションと比較する物件そのものがない。

 何がいいのかといえば、基本性能、居住性能がいい。共用施設も充実している。免震構造を採用し、二重床・二重天井、フローリングの遮音等級LL-40、「LIONS PLUS EC」、「LIONS LIVING Labo」のフル装備などだ。

 モデルルームは、廊下の天然石採用、引き戸のソフトクローズ機能付き、御影石のキッチン天板などオプション仕様もあるが、設備仕様レベルは総じて高い。

 これで坪単価が160万円を切るのであれば、申し込みが殺到してもおかしくないと見た。

 難点をあげるとすれば、駅周辺には生活利便施設に乏しいことだ。駅前にはスーパーとかファストフード店などが入居する商業施設があるが、競合すると思われる流山おおたかの森や柏の葉キャンパスなどと比べるといかにも寂しい。UR が商業施設を着工したらしいが、どのような施設になるのか現段階では公表されていない。もちろん車を利用すれば、ららぽーと新三郷にも近いが…。

  
クラブスイート                        スカイスイート

埼玉県の過去最高レベル 近鉄不他「ミッドタワーズ大宮」(6/2)

(牧田 司 記者 2010年11月18日)