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野村不動産 22年3月期第3四半期決算 増収・営業増益

 野村不動産ホールディングスは1月28日、平成22年3月期第3四半期連結決算を発表。売上高は2,760億円(前年同期比14.7 %増)、営業利益は309億円(同3.7%増)、経常利益は201億円(同12.3%減)、純利益は93億円(同31.1%減)となった。

 売上高・営業利益が増加した要因は、高収益かつ大規模の分譲マンションの売上計上があったことなどにより、経常利益・四半期純利益が減少した要因は、前年度12月に連結子会社化したNREG東芝不動産の株式取得に伴う借入金増加分の支払利息や少数株主利益の増加などによるため。

  セグメント別では、住宅はマンションと一戸建てをあわせ売上計上(引渡)戸数が前年同期比49%増の2,012戸、売上高が前年同期比70%増の1,244億円となった。今期の売上計上予定4,200戸に対する12月末時点での契約済住戸の比率は約89%。

 ビル事業は、NREG東芝不動産の連結子会社化により、前年同期比で営業利益が66%増加。空室率は9月末から0.8ポイントの悪化となり、12月末時点で4.6%となっている。

 資産運用開発事業、仲介・販売受託事業は、前年同期に比べ収益不動産の売却が減少したことから、売上高、営業利益とも大幅に減少。ただし、仲介部門では、個人のマイホームの売買を中心に取引が回復してきており、前年比で取引件数が増加するとともに、手数料収入も増加している。

(牧田 司 記者 2010年1月29日)