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三井不動産レジデンシャル

「第6回三井住空間デザインコンペ」

最優秀作品を分譲開始


「パークホームズ滝野川」完成予想図


 「パークホームズ滝野川」で テーマは「夫婦とともに成長する住まい」

 三井不動産レジデンシャルは10月7日、「第6回三井住空間デザインコンペ」の最優秀作品住戸を盛り込んだ「パークホームズ滝野川」を 10 月中旬から販売開始すると発表した。

 「三井住空間デザインコンペ」は、「ディベロッパーと建築家・デザイナーとの新しい関係」を探る機会として、また、集合住宅における新たな価値創造を目的に、同社と新建築社と共催で平成14年から実施している。

 第6回目の今回の最優秀賞は、「夫婦とともに成長する住まい」をテーマにした藤原洋平氏・板橋祐子氏の作品。応募作品 562 点の中から選ばれたもので、作品をベースにしてプランニングされた2階住戸(専有面積68.88u)が対象となっている。

 作品の主な特徴は、「3つのリビングがある家」で、「二人のリビング・趣味のリビング」「妻のリビング」「夫のリビング」の 3 つの空間を創出している。

 物件は、JR埼京線板橋駅から徒歩5分の北区滝野川七丁目に位置する13階建て全60戸の規模。


最優秀賞のプラン

◇     ◆     ◇

 現在のマンションは「子育て」が最重要課題だが、記者は「子育て」も大事だが、それより大事なのは「夫婦」だろうとずっと考えてきた。20坪強の田の字型プランが中心の3LDKマンションでは、夫婦の居室は子ども部屋とほとんど同じ広さしかない。「妻」の要望を取り入れて収納はたくさん設けるが(設けるなといっているわけではないが、着もしない洋服やその他もろもろのガラクタを収納するために、一般的なマンションで年額にして10数万円の経費をかけている計算になるはずだ)、「夫」の部屋など全く考慮されていない。こんな居住空間でいい夫婦関係が築けるわけがないと思う。 いい夫婦関係が築けなくて、いい子育てができるはずがない。

 その意味で、今回の優秀賞は非常に興味深い。近くモデルルームを見学してレポートしたい。ただ、受賞作は子どものいない夫婦2人居住を想定したプランのようで、モデルルームも受賞作品のプランでないようだ。

 これまでの受賞作は、第 1回は「パークマンション千鳥ヶ淵」(平成16年5月竣工・64戸)、第2回は「パークタワー品川ベイワード」(平成18年1月竣工・325戸)、第3回は「パークタワー秋葉原」(平成18年10月竣工・138戸)、第4回は「パークコート虎ノ門愛宕タワー」(平成20年5月竣工・230戸)、第5回は「パークホームズ成増マークレジデンス」(平成21年9月竣工・223戸)。

(牧田 司 記者 2010年10月7日)