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東証二部 大和システムが民事再生 負債633億円

 大和システム(広本和彦社長)は10月1日、大阪地裁に民事再生手続開始の申立てを行い、即日受理されたと発表した。負債総額は633億円。

 同社は平成17年4月、東証第二部への上場を機に大和ハウス工業グループから独立し、建築請負事業、不動産事業、温浴事業の3事業を柱として事業規模を拡大してきたが、平成20年9月のリーマンショック以降苦境に陥り、平成21年3月期第2四半期決算(連結)で19億円の最終赤字に転落し、21年3月期決算では約140億円の純損失を計上。22年3月期では約242億円の債務超過となっていた。

 その後、事業再生ADR手続の利用申請を行い、同手法での再建を目指していたが、最終的に協議がまとまらず、今回の措置となった。

(牧田 司 記者 2010年10月1日)