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8月の住宅着工 久々に大幅増

首都圏マンションは郊外伸び悩む

 
  国土交通省が発表した8月の住宅着工戸数は、持家、貸家、分譲住宅ともに増加したため、全体で前年同月比20.5%増の71,972戸と大幅に増加した。着工戸数が7万戸台を回復したのは09年1月の70,688戸以来19カ月ぶり。

 利用関係別では、持家は29,036戸(前年同月比15.5%増、10カ月連続の増加)、貸家は25,892戸(同16.9%増、21カ月ぶりの増加)、分譲住宅は16,588戸(同35.2%増、6カ月連続の増加)。分譲住宅の内訳はマンションが6,617戸(同44.6%増、3カ月連続の増加)、一戸建住宅が9,919戸(同29.8%増、8カ月連続の増加)。

 首都圏マンションは、3,236戸(同13.2%増)で、都県別では東京都2,177戸(同63.7%増)、神奈川県765戸(同7.9%増)、埼玉県258戸(同68.4%減)、千葉県36戸(同800.0%増)となっており、依然郊外部での伸び悩み・減少が続いている。

(牧田 司 記者 2010年9月30日)