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東急不動産  22年3月期第3四半期決算 減収増益

 東急不動産は1月29日、平成22年度3月期第3四半期決算を発表。マンションなどの売上減で売上高は前年同期比7.3%減の3,850億円となったが、SPCを通じたビル売却による配当の増加などから経常利益は同 53.8%増の286億円、四半期純利益は同48.2%増の110億円と増益となった。

 セグメント別では、分譲の売上高は660億円(同42.0%減)、72億円の営業損失となった。マンションなどの売上が減少するとともに粗利益率も低下、さらに販売価格見直しなどによりたな卸資産の評価損を 67 億円計上したため。マンションの販売状況は予想を上回る契約を確保し完成在庫も減少。当年度売上予定に対する契約済み割合は、期首の40%から84%に回復。

 賃貸は、売上高1,037億円(同33.9%増)、営業利益462億円(同108.8%増)。12月末の空室率(単体)は3.2%まで改善している。

 仲介その他の売上高は279億円(対前第3四半期比8.2%減)、19億円の営業損失。

(牧田 司 記者 2010年1月29日)