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積水ハウス 米国での不動産開発に進出

米国ニューランド社とヒューストン西部199haの土地取得

 

 積水ハウスは9月27日、米国ニューランド・リアル・エステート・グループと共同で米国の居住用・商業用途の複合開発を進めていくことで合意したと発表した。

 共同事業の第一弾としてヒューストン西部の199haの未開発土地を取得。ニューランド社のベストセラー・プロジェクトである、「シンコ・ランチ(CincoRanch)」の拡張プロジェクトとしての開発を予定している。同プロジェクトの中では1,200区画以上の新たな住宅用区画の開発が含まれ、約3年後までには居住用宅地の販売を開始する予定。「シンコ・ランチ」プロジェクトは、自然との共生や環境に配慮した街区・宅地開発が特徴。

 ヒューストンは人口224万人(2008年)のテキサス州最大、全米第4位の都市。都市圏人口では2000年から直近まで27%増の約600万人に上り、2015年までに660万人に増大することが見込まれている。

 「シンコ・ランチ」開発プロジェクトは、1991年に住宅販売が開始され、その後10年以上にわたり売上区画数ベースで常にヒューストンにおけるトップ 5 に入っている。プロジェクト全体では、開発総面積は3,236ha、14,000戸以上の住宅規模。

 ニューランド・リアル・エステート・グループは、カリフォルニア州サンディエゴに本社を置く総合デベロッパー。開発済・開発中の案件は140案件にのぼり、2千万平方フィート以上の商業及びリテール用地、14州で17万5千以上の居住用区画の供給実績を持つ。

(牧田 司 記者 2010年9月27日)