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タカラレーベン「レーベンハイム光が丘公園」

「和光市」に立地する割安マンション


「レーベンハイム光が丘公園」完成予想図


 記録的な売れ行きの富山のプロジェクトに続き、こちらも人気を呼びそうなのがタカラレーベンの首都圏初の「マンション用戸別太陽光発電システム」を搭載した「レーベンハイム光が丘公園」だ。

 物件は、都営大江戸線光が丘駅から徒歩16分、埼玉県和光市白子1丁目に位置する6階建て全112戸の規模だ。専有面積は62.22u〜86.22u、価格は未定だが、坪単価は160〜165万円ぐらいになる模様だ。竣工予定は平成23年6月 。

 「マンション用戸別太陽光発電システム」は、JX日鉱日石エネルギーが開発したパワーコンディショナを用い、マンション屋上に1戸あたり6枚のソーラーパネルを設置することで、各住戸での太陽光発電を可能としたもの。電力会社に余剰電力を売ることができ、各戸には発電量やCO2削減量が一目で分かるモニターが設置される。標準的な世帯で光熱費の約 61 %を削減できるという。

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 取材の目的は、この「戸別太陽光発電システム」がどのようなものか見るためと、ユーザーの反応を聞くためもあったが、基本的には売れるのか売れないのかだった。

 物件の最大の特徴は、物件所在地が、UR都市機構や東京都が開発した「練馬区」の光が丘パークタウンに近接した「和光市」の物件である点だ。広大な「光が丘公園」にも徒歩4分と近く、通勤の行き帰りにも公園を利用できる立地にある。

 仮に「練馬区」の物件だったら、坪単価は200万円を突破しても不思議でない。「和光市」であるがために、練馬区内の光が丘パークタウンに近接したマンションより坪にして50万円ぐらい安く設定されているということだ。

 敷地は工場跡地だが、周辺の用途地域は第1種住居地域で、この工場は古くから創業していたため工場として残っていたそうだ。つまり、周囲に高い建物がなく、太陽光を遮るものがないのもポイントだ。敷地の形状が東西に細長く、住戸の 86 %が南向きというのも太陽光パネルを設置しやすくしている。

 このように、光が丘を最寄駅とし、生活利便施設を利用できる和光市の太陽光発電を搭載したマンションであるということだ。

 販売を担当する同社第1営業部部長・原忠行氏も自信満々で、「太陽光発電はプラスα。練馬区内の物件より総額で1,000万円ぐらい安く、駐車料金も5,000円からと安い。モデルルームは先週オープンしたばかりだが、今週も来週も来場予約は満席。まず大丈夫」と語っている。

(牧田 司 記者 2010年9月10日)