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伊藤忠都市開発  72年の定期借地権付き

「クレヴィア上野松が谷」


「クレヴィア上野松が谷」完成予想図


 72年の定期借地権付きマンション、伊藤忠都市開発「クレヴィア上野松が谷」を見学した。

 物件は、 JR線上野駅から徒歩10分、又は東京メトロ銀座線稲荷町駅から徒歩8分、台東区松が谷2丁目に位置する14階建て全39戸の規模。専有面積は60.03m2〜73.16m2、予定価格は3,400万円台〜5,500万円台(予定最多価格帯4,500万円台)、予定坪単価は210万円。 月額地代は4,280円〜5,220円(3年ごとに見直し)。竣工予定は平成23年8月下旬。販売代理は伊藤忠ハウジング。設計・監理は安宅設計。施工は村本建設。販売開始は10月頃の予定だ。

 最大の特徴はもちろん超長期定期借地権付きということだ。同社は、港北ニュータウンの「タンタ タウン」で72年間の超長期の定借を首都圏で最初に採用し、圧倒的な人気を呼んでいる。

 上野〜浅草にかけてのエリアでの所有権分譲マンションの相場は坪単価250〜270万円ぐらいだから、坪単価にして同社のマンションは50万円ぐらい安いことになる。地代も5,000円前後だからかなり安い。

 販売担当者によると、周辺の商店などは借地権のケースが多く、定期借地権への抵抗感が少なく、地代についても「安い」という評価をしているという。

 まだ、モデルルームをオープンしたばかりで、反応はこれからだが、20坪で所有権より1,000万円ぐらい安いのに人気が集りそうだ。設備仕様などは同社の他のマンションとほぼ同様だ。ミストサウナの体験コーナーも設けられていた。

(牧田 司 記者 2010年9月9日)