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一建設 平成23年1月期第2四半期決算

大幅増益で業績予想を上方修正・増配へ

 

 一建設は9月7日、平成23年1月期第2四半期決算を発表。大幅増益となり、通期業績も上方修正するとともに、期末配当予想も30円から45円に増配すると発表した。

 当第2四半期の売上高は1,038億円(前年同期比2.7%増)、営業利益は120億円(同75.7%増)、経常利益は118億円(同80.1%増)、純利益は65億円(同64.9%増)となった。主力の戸建分譲は売上高929億円・3,722棟、マンション分譲は売上高63億円・233戸となっている。

 大幅増益となったことから、通期売上高予想も2,118億円(前回発表予想比0.0%)、営業利益238億円(同22.1%増)、経常利益234億円(同21.9%増)、当期純利益131億円(同22.4%増)に修正した。

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 同社の業績が好転し出したと聞いたのは、一昨年の夏ごろだった。リーマンショック後の厳しいころで、大手はともかく、中堅デベロッパーはどこも青息吐息のころだった。各社がどん底の状態でも、同社はどんどん、しかも高値追いで戸建て用地を取得していると聞いた。

 それにしても通期売上高が2,118億円で、経常利益が238億円とは驚きだ。売上高が同社と同じぐらいの東京建物の平成22年12月期の経常利益予想は150億円だし、売上高が同社の2.5倍ある東急不動産の平成23年3月期の経常利益予想は285億円だ。

(牧田 司 記者 2010年9月7日)