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 坪単価510万円は安い

三井不動産レジデンシャル他「THE ROPPONGI TOKYO」


「THE ROPPONGI TOKYO」完成予想図

 三井不動産レジデンシャル(事業比率45%)、東京建物(同25%)、住友商事(同25%)、ケンコーポレーション(同5%)の4社JVマンション「THE ROPPONGI TOKYO」を見学した。モデルルームはこれまで見たことのない不思議な空間で、シアターも、「住まいはどこまで人に尽くせるか」のキャッチコピーが流れたように、一般的なマンションとは全く異なる訴え方をしていた。

 物件は、東京メトロ日比谷線六本木駅から徒歩3分、港区六本木3丁目な位置する39階建て全611戸(販売戸数345戸、事業協力者住戸84戸、非分譲住戸182戸含む。他に店舗・事務所12区画)。専有面積は約38〜177平方b、1期(戸数未定)の予定価格は5,700万円台〜48,000万円台(予定最多価格帯は6,700万円台・16,000万円台)、予定坪単価は510万円前後。竣工予定は平成23年9月下旬。施工は大成建設。

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 特徴は、ニュースリリースにも出されたように3つのプレミアムサービス≠フ提供だ。分かりやすく言えば、一流ホテル並みのコンシェルジュサービスが受けられるということだ。

 一つは、これまでも高級マンションに採用されているホテルライクなサービスだが、バレーパーキング、ハウスキーピング、24時間ルームサービスまで行うのはこれまでもそうないはずだ。ルームサービスは、ミッドタウンのリッツ・カールトンも利用できる。

 もう一つは、各界を代表するプロのサービスが受けられることだ。記者は全然分からないので名前は省略するが、フラワーアーティスト、フードアーティスト、ネイルプロデューサー、ブックセレクター、スタイリストなどのサービスが提供される。おそらく業界初だろう。

 もう一つは、VIPサロンでの買い物、種々の予約・手配などのサービスだ。

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 モデルルームは100平方bと160平方bの2タイプ。それぞれ著名なデザイナーが手がけたもので、とくに160平方bのタイプはすごい。使用されている素材は自然石からガラス、スチール、レザー、布クロスなどたくさんあり、デザインも極めて個性的なものばかりだ。ドアにはスワロフスキー社の自然石が埋め込まれている把手が、リビングダイニングの出入り口には自動ドアが採用されていた。

 記者もこれまで見たことのないタイプだったが、事業者の方々も一様に驚いたという。世界ブランドのホテルのスウィートはこんなのだろうかと推測するしかない。

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 単価は間違いなく割安だ。モデルルームを見て坪単価600万円はするだろうと思ったが、510万円前後というのは富裕層も買い得と考えるのではないだろうか。問い合わせも全国的な広がりがあり、販売担当者は「他のタワーマンションと比べても一番反響がいい。1期の戸数は来週に決めるがかなりの戸数になるはず」と語っていた。

  

  
いずれもモデルルームで

(牧田 司 記者 2010年7月6日)