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 モリモト「アールブラン西蒲田」

地域特性をよく捉えたプラン光る


「アールブラン西蒲田」完成予想図

 

 モリモトの「アールブラン西蒲田」を見学した。蒲田駅から徒歩5分の駅近マンションではあるが、商業地域のど真ん中で住宅地としてはそれほど恵まれているところではないが、城南エリアで数多くの実績があり、モリモトファン≠ノ応えるいかにも同社のマンションらしいプランが光っている。

 物件は、JR京浜東北線蒲田駅から徒歩5分、大田区西蒲田7丁目の商業地域に位置する15階建て全41戸の規模。専有面積は約53〜70平方b、予定価格は3,500万円台〜4,600万円台、坪単価は239万円。竣工予定は平成23年10月下旬。設計・監理は日本エーコン一級建築士事務所、デザイン監修はプラネットワークス一級建築士事務所、施工は大和小田急建設。販売予定は7月末。

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 駅には近いが、住宅地としてはお世辞にもいいところではない。現地は二方道路の角地に立地するが、周辺はビジネスホテルやラブホテルが建ち並ぶ特殊なエリアだった。普通のファミリーやDINKSは二の足を踏みそうなところだ。

 それでも、モデルルームオープン1週間で土日には50組が来場し、予約もいっぱいの人気を呼んでいる。現地販売担当者は早くも確かな手応えを感じていた。

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 モデルルームは、いかにも同社らしいプランだった。70平方bのDINKSの入居を想定したもので、約6.2畳大の隣りに約5.3畳大の洋室を設け、一つの部屋としても別々の部屋としても利用できるようにしていた。担当者にが「城南エリアには羽田勤務の方が多く、夫婦の生活スタイルが昼夜別という方も多い。そのような方々のニーズを満たすのがこのプランの提案」と語ったように、しっかりと地域の特性を考えていた。

 このほか、セパレート型の玄関収納、天然石張りの玄関・廊下、大田区初の住宅エコポイント対応なども採用。

 外観は白が基調。バルコニー手摺りはそれぞれ30、60、90、120センチ幅のすりガラスがアトランダムに配置され、全ての住戸が異なる表情を見せるように工夫している。

(牧田 司 記者 2010年6月28日)