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 伊藤忠都市開発「クレヴィア恵比寿」は坪460万円

特殊な層に人気


「クレヴィア恵比寿」完成予想図

 

 伊藤忠都市開発が7月中旬に分譲する「クレヴィア恵比寿」を見学した。6月19日から事前案内会が予約制で始まったが、1日当たり受付限度の20組が連日のように詰め掛けている人気物件だ。

 物件は、 JR 山手線恵比寿駅から徒歩2分、又は東京メトロ日比谷線恵比寿駅から徒歩4分、渋谷区恵比寿4丁目に位置する14階建て全78戸(販売戸数41戸、事業協力者住戸35戸、事業協力者事務所2戸)の規模。専有面積は約25〜65平方b、価格は未定だが、坪単価は460万円の予定。建物は平成22年4月に竣工済み。設計・監理・施工は前田建設工業。販売代理は伊藤忠ハウジング。民間建て替えマンションだ。

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 単価を聞いて正直驚いた。記者は坪 420 〜430万円ぐらいだろうと思っていたが、大幅に外れた。「恵比寿」が特殊な街であることを見逃していた。「恵比寿ガーデンプレイス」の開業をきっかけに、街はファッション・グルメの街へと大きく変貌している。ガーデンプレイスの中古マンションでも坪420〜430万円はするだろうから、新築の、しかも駅から2分の立地だったら、これぐらいの値がついても不思議でないということだろう。

 来場者の層も、実需&投資が中心のようだ。つまり「買って損はない」「取りあえず持っていよう」という、この種のマンションを購入するのが趣味のような人々が主流と見た。美容関係や芸能プロダクション関係者も多いという。設備仕様はごく普通。特記することはない。

(牧田 司 記者 2010年6月22日)