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　フージャースコーポレーションが6月に分譲する「デュオ府中駅前」のモデルルームを見学した。

　物件は、京王線府中駅から徒歩2分、府中市宮町1丁目の商業地域に位置する14階建て全85戸。専有面積は約45〜70平方�b、価格は未定。竣工予定は平成23年8月下旬。施工は東海興業。4月24日から事前案内会を開いている。

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　府中のマンションについては昨日、住友不動産「シティハウス府中けやき通り」の記事を書いたので参照していただきたいが、京王線沿線では調布をしのぐほどの人気の高いエリアだ。

　この物件の最大の特徴は、住友不動産の物件と同様、駅から2分の好立地ということだ。ただ、立地条件そのものは異なる。住友不動産の物件はけやき並木に面した一等地であるのに対し、フージャースコーポの物件は、敷地の東側、南側、西側にそれぞれ高層マンションが建っており、北側が京王線の線路の高架。立地のハンディは否めない。しかし、価格設定次第で双方の住み分けは可能だと見ている。

　その価格だが、住友不動産もフージャースコーポも価格を公開していないが、単価差はかなりあるはずだ。坪当たり単価差は30〜50万円、あるいはそれ以上かもしれない。フージャースが用地を取得したのはリーマンショック後だから、かなりの安値で土地を仕入れているはずだ。圧倒的な価格の優位性を発揮すれば、成算が見込める。コンパクトタイプの比率が高いのもプラスに働きそうだ。

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　このマンションのもう一つの特徴は建物デザインだ。デザイン監修は建築家の光井純氏。白を基調にアイボリー、ベージュ、ブラウンを配した北側ファサードが素晴らしい。