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GWに126組来場 アキュラホーム「エコモデルハウス」


「エコモデルハウス」


 埼玉県住宅供給公社の「エコ住すまーとプロジェクト」事業コンペに当選したアキュラホームの「エコモデルハウス」が4月28日〜5月5日のGW期間中に126組240人の来場者を集め、分譲される9区画のうち6区画に申し込みが入った。

 「エコ住まーとプロジェクト」とは、同公社と同社など民間6社が共同で実施するもので、エコに関する新しい住まいのあり方や賢い住まい方を提案するもの。同公社が開発した「ファミリータウン東大宮」内の宅地10区画のうち9区画を停止条件付きで分譲し、同社など民間3社が住宅建設を請負う。宅地購入者は、東京ガスの「エネファーム」や太陽光発電パネルを設置することを条件に最大200万円の宅地購入費用が低減される。

 「エコモデルハウス」は、10区画のうちの1区画に建設されたもので、木造2階建て延べ床面積約120平方b。2年間は一般に公開される。「自然の力を活かした暮らし豊かな住まい」がコンセプトで、四季を通じて風や光などの自然とともに豊かに暮らしてきた先人の知恵 ( 自然風利用・日射遮蔽・日射熱利用など ) に、長期優良住宅・太陽光発電システム・エネファームなどの最先端技術を融合した新しいスタイルのエコ住宅。SI対応仕様でもあり、 CASBEE の S ランクを取得している。

 分譲される区画は156〜168平方bで、価格は2,000万円台から2,300万円台。1期分譲として6区画が5月16日まで申し込み受け付けされる。

  
日射をさえぎる植栽計画          地窓付き真壁和室              電動高窓

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 見所の多い「エコモデルハウス」だ。 エコがテーマで、様々なCO2削減のための設備機器が備えられているのは当然ながら、電力を消費しないで快適な住まい方ができるというパッシブデザインに記者は共鳴した。

 外構にはシラカシ、ヒメシャラ、エゴなどの常緑樹や落葉樹など20種近くが植えられており、地窓から涼風を取り込み、階段、天窓、高窓などを通じて自然に風を排出する工夫が凝らされていた。エコガラスでなくても通風サッシやペアガラスを採用することで日射を遮ることができるようにしている工夫も見られた。キッチンにも自然光が取り入れら、雨水タンクも2個設置されていた。埼玉県材も採用されていた。

 来場者はGWだけで126組だから、申し込み締切日までに全区画に申込が入るのは確実だ。普通の分譲だったら1年かかっても売れないかもしれない。環境をテーマに素晴らしいモデルハウスを建て、売れることを証明した関係者に拍手喝采!

  
    リビングから庭を望む

(牧田 司 記者 2010年5月6日)