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総合地所 新空間の「 Loft −E(ロフティエ)」

「ルネリバーズタワー東大島」に採用


「Loft −E(ロフティエ)」モデルルーム

 

 総合地所が、長谷工コーポレーションと共同開発した新空間の「Loft −E(ロフティエ)」を一部の住戸に標準装備したマンション「ルネリバーズタワー東大島」のモデルルームを見学した。

 物件は、都営新宿線東大島駅から徒歩16分、江東区東砂3丁目に位置する20階建て90戸(分譲戸数は76戸)の規模。専有面積は約60〜75平方b、予定最多価格帯は4,300万円台、4,700万円台、坪単価は205万円。設計・施工は長谷工コーポレーション。竣工予定は22年10月上旬。

 「Loft −E(ロフティエ)」は、同社のマンション友の会会員約24,000人を対象に行ったアンケートでも裏づけられたようにマンション居住者に多い「収納が少ない」「かさばるものが収納できない」「父親の居場所がない」「子どもが個室にこもりがち」という不満を解消する新しい提案だ。

 同社の提案を受けて長谷工コーポが防音・耐久性などの実験を重ね開発したもので、リビングとつながった空間約4.5畳大、天井高2500ミリの空間を2層とし、上部は高さ1.5〜1.6メートルの多目的に用いられる空間とし、その下部には高さ 950 ミリの収納スペースとしているもの。通常の 4.5 畳大の和室にするより約 100 万円価格がアップする。

 今回は、75平方bのタイプ5戸に採用するが、入居者の声を聞きながら、今後は他の物件にも採用していくとしている。実用新案登録を出願中だ。

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 これまでも似たようなものはいくつか見てきたが、なかなかいい提案だ。約100万円価格はアップするが、坪単価は205万円の物件だけに、考えれば安い。上部は居室にはならないが、小さな子どもの部屋には使えるし、趣味室にも利用できそうだ。下部はもちろん大型のものが収納できる。単価も、記者はストライクゾーンだと思う。

 物件は、敷地東側が荒川のリバーサイドマンションというのが最大の特徴で、屋上にはスカイテラスも設置される。

 記者がお薦めなのは、敷地南側にある1種低層住居専用地域に面した3階建てのレジデンス棟の住戸だ。南向きで10m以上のワイドスパンだ。

(牧田 司 記者 2010年4月23日)