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さすが関西商法! 

サービスのお茶付き駅弁にタイガースタクシー


全身 縦じま≠フ阪神タクシー

 

 昨日(4月7日)、大阪に取材のため出張した。三井不動産レジデンシャル「パークシティ千里丘」、芦屋の地区計画、積水ハウス「新・里山」、住友不動産「メガシティタワーズ」と4つの取材をこなした。朝5時に起きて、新大阪に帰った午後9時前の間、摂ったのは、行きがけと新幹線の中で飲んだコーヒー2杯だけだった。一滴の酒も、もちろん食事も摂らなかった。集中すれば何事もできることが分かった。

 さすがに駅に着いて空腹を覚えた。そそっかしい記者は、駅構内で美味しい弁当を買おうと思った。1000円だった。ところが、売店のおばさんは「それは売り切れ。これしかありません」と別の駅弁を勧めた。大しておいしそうには思えなかったので、あきらめかけた。そこでおばさんが言った。「お茶をサービス」と。

 酒とコーヒー以外、お茶もジュース類もほとんど飲まない記者は、これに釣られて買った。1100円だった。ビールも買って新幹線の中で食べた。いつも食べる駅弁よりはるかにまずかった。

 そこで考えた。1000円の駅弁を100円値引きして売るよりも、100円のお茶をサービスして駅弁を正価で売る商法のほうがはるかに儲かる。「これはすごい」と苦笑するしかなかった。さすが関西商法だと思った。お茶は家まで持って帰った。

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 芦屋の六麓荘を見るために芦屋市役所前でタクシーに乗ろうと思ったら、別掲の全身ならぬボディ全体が縦じまユニフォーム姿のタイガースタクシー(阪神タクシー)だった。これには驚いた。記者は西武ファンだからどうでもいいが、ジャイアンツタクシー≠セったら絶対に乗らないだろうと思った。

 タイガースファンの運転手の人によると、阪神の選手からは、乗っているとファンに見つかるから嫌がられるそうだが、乗客には好評だという。これも京阪神だからできる商法だろう。オリックスタクシーはないそうだ。

(牧田 司 記者 2010年4月8日)