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　平成20年にマンション事業に参入、準都心部での「低層メゾネット3階建て」というビジネスモデルを立ち上げたオープンハウス・ディベロップメントがいよいよ都心部での展開に乗り出す。近く分譲する「オープンレジデンス白金台」を筆頭に、「島津山」「赤坂」「高輪台」「代々木上原」などを予定している。その一つ、「オープンレジデンス白金台」の現地とモデルルームを見学した。

　物件は、ＪＲ山手線目黒駅から徒歩７分、品川区上大崎１丁目の第一種低層住居専用地域に位置する３階建て。建築確認が下りていないため概要は明らかにしていないが､坪単価は300万円ぐらいになる模様だ。中心価格は6,000万円台の半ばになりそうだ。

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　現地を見て、記者は坪単価400万円が相場だろうと考えた。目黒通りから一歩入った閑静な住宅街のヒルトップに位置し、北・東下がりの敷地からは山手線内の都心方面が一望できる。隣接地には結婚式場として有名な「アートグレイスクラブ」がある。坪単価300万円なら間違いなく人気になるだろうと思った。

　モデルルームもこれまでの準都心部のものよりバージョンアップされていた。浴室は床と壁がタイル張りで､カウンターには自然石が用いられていた。浴槽はアクリル系が採用されていた。パウダールーム、キッチンの天板は御影石で、スライド収納部分にはアルミフレームを貼り、野暮ったさを解消していた。

　さらに、1戸1戸オーダーメイド感覚でデザイン、間取りを決めていくため専属のインテリアコーディネータが対応するという。

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　「高輪台」も「島津山」の現地も見た。「高輪台」は駅から徒歩3分、袋小路状の土地だが､外国人向け高級戸建て賃貸住宅跡地。隠れ家的な雰囲気のある敷地だ。私道と思われる道路の真ん中にヒマラヤスギと桜の大木が植わっていた。グランドプリンス高輪台もすぐ近くだ。同社がどう料理（商品企画）するのか分からないが､企画次第では坪単価500万円でも安い。相場は坪600万円だろうが、同社はそこまで値づけしないだろう。

　「島津山」は、高輪台駅から徒歩5分。こちらも幹線道路から一歩入った第一種低層住居専用地域の住宅地。Ｌ型の地型なのが難点といえば難点だ。「白金台」より単価は安くなるというが、現地を見て記者も納得した。しかし、品川駅も徒歩圏というのは魅力だ。料理（企画）次第でやはり人気になりそうだ。

　　
「オープンレジデンス白金台」モデルルーム