RBA HOME> RBAタイムズHOME >2010年 >

　川崎市初の「 CASBEE 川崎」最高ランクＳを取得した東京電力（土地売主）と東京建物（建物売主）のマンション「Brillia e-SQUARE 」（ブリリア イースクエア）を見学した。

　物件は、 JR 南武線矢向駅から徒歩9分、川崎市幸区戸手本町2丁目に位置する6階建て全129戸の規模。専有面積は約71〜92平方�b、予定価格は3,600万円台 〜5,900万円台 (予定最多価格帯3,800万円台・4,000万円台・4,400万円台 ) 、坪単価は180万円台の後半の予定。竣工予定は平成22年12月上旬。設計・施工は長谷工コーポレーション。販売代理は東京建物不動産販売。分譲は4月上旬。

　言うまでもなく、このマンションの最大の特徴は「 CASBEE 川崎」最高ランクＳ（★5つ）を取得したことだ。川崎市のこの制度は平成18年からだが､これまで1件もＳランクを取得していない。最高でもＡランク（★4つ）が51棟あるだけだ。

　今回のマンションでは、�@電力見える化�A太陽光発電�BLED照明�C電気自動車対応�C屋上・壁面緑化�D雨水再利用�E保水性ブロック�F高断熱設計――などを盛り込み､居住性、機能性・耐用性、緑・まちなみ、省資源・リサイクル、周辺への配慮、省エネルギーの各評価項目で5つ星を取得している。

　神奈川県でこの環境評価制度を設けているのは横浜市があるが、横浜市でも過去にＳランクを取得したマンションは三菱地所他「Ｍ．Ｍ．ＴＯＷＥＲＳ　ＦＯＲＥＳＩＳ」 1物件しかない。東京都は独自の「マンション環境性能表示」制度で評価しているが､満点の★3つ（12個）を獲得したマンションは11物件しかない。（神奈川県は県央・湘南都市圏環境共生モデル都市づくり推進要綱を改正、今年4月からCASBEEの運用を開始する）

　販売担当者によると、このCASBEEに対する来場者の認知度は「半々」とのことだが､もっとアピールしてもいい。価値のあるマンションだ。

　モデルルームは2種類だが､全ての居室ドアが引き戸になっており、ILUMSの自然素材＆モチーフを採用した北欧風のモデルルームの出来がいい。建具・家具は突き板仕様のように見えた。全体的なスペックも高い。

　これまで来場者は300件を突破しており､要望も100件を突破しているという。近接するモリモトの駅前の物件も完売しており､競合物件は皆無であることなどから早期完売は間違いなさそうだ。