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 「パークハウス阿佐ヶ谷レジデンス」の即日完売に思う

 首都圏不燃建築公社と三菱地所は3月11日、JR中央線阿佐ヶ谷駅前の再開発マンション「パークハウス阿佐ヶ谷レジデンス」1期2次23戸(最多価格帯4,000万円台)が8日抽選の結果、最高5倍、平均2.26倍で即日完売したと発表した。

 人気価格帯は7,000万円台と9,000万円台で、登録者の年齢は30代(25.0%)、40代(15.4%)、50代 (15.4% ) 、60代(32.7%)。居住地は杉並区が59.6%と圧倒的に多い。

 人気の要因として、@好立地A都のマンション環境性能表示制度で満点のオール三ツ星12個Bセキュリティの高さC天井高(2,500〜3,120ミリ)など快適性――などとしている。

 この結果、2月13日〜19日まで受け付けていた1期1次60戸(最高9倍、平均2.30倍)と合わせ供給83戸のうち82戸が登録済みという。全121戸のうち分譲戸数は98だから、残りは16戸のみ(15戸が未供給)となっている。

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 このマンションについては、3月 8 日付(取材は3月5日)当欄で「今年を代表するマンションの一つ」まで言い切っただけに、即日完売のニースは嬉しい。ただ、グロスが張るだけにここまで人気になるとは正直思わなかった。この時期としてはものすごい売れ行きだ。

 地元杉並区の居住者の申し込み比率が圧倒的に多いのは、インターネットは別にして、それほど広域に告知していないからだろうと思う。

 このマンションの人気は、このような好立地で、このような商品企画であれば、グロスが張ってもユーザーの理解が得られることが分かった。公社と三菱地所のブランド力もあるが、デベロッパー各社はこのようなマンションづくりにどんどん挑戦して欲しい。

後姿が美しい 星3つの「パークハウス阿佐ヶ谷レジデンス」(3/8) 

(牧田 司 記者 2010年3月15日)