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三井不動産 海外初の商業施設事業

「(仮称)寧波アウトレット計画」着手


「(仮称)寧波アウトレット計画」完成予想図

 

 三井不動産は3月11日、海外での初の商業施設事業となる中華人民共和国浙江省寧波市のアウトレット事業「(仮称)寧波アウトレット計画」を推進すると発表した。杉杉 ( しゃんしゃん ) 集団有限公司、大東紡織株式会社、立栄 ( りーろん) 投資有限公司、伊藤忠商事と共同で合弁会社「杉井不動産開発(寧波)有限公司」を設立し、平成22年4月に着工。第1期開業は平成23年春を予定している。

 浙江省は中国最大の経済都市・上海市と江蘇 (こうそ) 省に隣接しており、中国国内においても経済発展が著しいエリア。寧波市は海上交通の利便性を活かした貿易の拠点であり、紡績やアパレル関連の企業が多く集積している街。

 計画地は、寧波市中心部の西約10kmに位置し、高速道路インターチェンジにも近接。広域からのアクセスにも優れており、周辺では住宅・ホテルなどの開発が近年進んでいる。

 施設計画は、約116,480m2に第1期として店舗面積約16,964m2、店舗数約100店、第2期増床後は全体で店舗面積約26,674m2 、店舗数約160店を予定している。

三井不動産グループの三井不動産レジデンシャルも、丸紅と共同で上海の住宅開発を行う。

(牧田 司 記者 2010年3月11日)