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大京 首都圏初の太陽光発電マンション

「たまプラーザ美しが丘テラス」分譲

 大京は、首都圏初のマンションの専有部分への電力供給を可能にした「太陽光発電」や自然の力を活用する「パッシブデザイン」などのエコ機能を備えた「 ライオンズたまプラーザ美しが丘テラス」を5月に分譲開始する。

 物件は、東急田園都市線たまプラーザ駅から徒歩12分、横浜市青葉区美しが丘4丁目に位置する地下1階地上6階建て全79戸。専有面積は約65〜96平方b。価格は未定。竣工予定は平成23年3月22日。施工は大末建設。設計は日建ハウジングシステム。

 太陽光発電は70キロワットを搭載。1戸当たり1キロワットの分配が可能で、約2割の電気代が安くなるという。

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 太陽光発電を搭載したマンションについては、福岡県で積極的に事業展開している芝浦特機・新地哲己社長が一昨年の12月、国交省内で行われた「不動産における『環境』の価値を考える研究会」で次のように語っている。

 「これまで6棟約300戸の全世帯太陽光発電付き賃貸マンションを建設したが、竣工までに全室満室になった。わたしのようなコンサルがいないと、全国には広がらない。わたしは、徹底した営業マン教育をやっているから、立地条件など悪くても賃借人が集る。関係者はみんなやりたいといっているが、融資がおりない」

 同社のホームページによると、分譲マンションも発売している。

 大京の参入により、専有部分への配電を可能にした太陽光発電マンションは一気に広まりそうだ。

(牧田 司 記者 2010年3月10日)