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三井不動産のパークホームズ≠ェ変わる

「パークホームズ蘆花公園エアリーコート」を見学して


「パークホームズ蘆花公園エアリーコート」完成予想図


 本日(3月5日)、三井不動産の「パークホームズ蘆花公園エアリーコート」のモデルルームを見学したが、取材の目的以上に大きな収穫があった。同社のパークホームズ<Vリーズがグレードアップしたのを目の当たりにしたのだ。

 物件は、京王線千歳烏山駅から徒歩11分、世田谷区粕谷1丁目に位置する7階建て全86戸の規模。専有面積は約56〜91平方b、価格は4,600万台〜8,000万円台、坪単価は270万円になる模様だ。竣工予定は平成22年09月30日。設計・施工は熊谷組。

 この物件は、同社がニュースリリースしたようにLED照明の標準装備、太陽光発電、打ち水ブロックの採用、グリーンカーテンなどエコがコンセプトのマンションだ。取材の目的も、いかに分かりやすくエコを説明しているのかを見るためだった。

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 後述するように、確かにエコの見える化≠図っており、来場者にもおおむね好評のようだった。

 それよりも記者が注目したのは、設備仕様のグレードの高さだった。同社のパークホームズ≠見学するのは1年ぶりだったが、1年前の郊外マンションとのグレードの差にビックリした。

 グレードの高いのは、地価水準が高いエリアであること(地価水準が高いエリアで、単価を引き下げるため設備仕様のグレードを落とすことはまず成功しない)にもよるのだろうが、建具・面材は同社の高級マンションパークコート<Vリーズと同等とみた。一般的な塩ビシート貼りやオレフィンシート貼りよりはるかにグレードが高く、重厚なものだった。キッチンの天板は天然御影石が採用されていた。キッチンや洗面化粧室のデッドスペースにはスマートポケットもついていた。外壁、共用部分にも自然石やタイルがふんだんに用いられている。

 これらの設備仕様を見て、同社が昨年6月、三井ホームと共同でマンションや戸建ての設備機器の共同購入を行い、設置していくというニュースリリースを流したのを思い出した。販売担当者によると、それが今年から採用されているという。

 同社がパークホームズの設備仕様のグレードアップを図る意図はよく分かる。同社には最高級マンションのパークマンション″k宴}ンションのパークコート<^ワー型のパークタワー¢蛹^のパークシティ≠ウらにはコンパクトのパークリュクス≠ェある。記者もそうだが、お客さんの目線は高級仕様の物件に向く。主力のパークホームズ≠ヘどうしても設備機器が劣るという印象をぬぐえなかった。

 今回の「蘆花公園」は、間違いなくこれまでのパークホームズシリーズと異なる。 ワイドスパンの間取りもいい。

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 エコに対するお客さんの反応についてだが、太陽光発電とグリーンカーテンが特に反響がいいとのことだった。現在、世田谷区ではグリーンカーテンが流行になっており、様々な雑誌にも取り上げられているという。外気を室内に取り込み、風の流れを起こすパッシブウィンドウシステムもヒットしそうだ。

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 販売担当者は、「分譲は春。事前反響もよく、昨年近くで分譲されたマンションは坪単価300万円を超えていた。当社の物件は価格的にも魅力があり、パークホームズのグレードも今年から一新した。間違いなく早期完売できる。何しろ当社の主力ブランドですから」と自信たっぷりだった。

  
エコの取り組みの見える化=@        グリーンカーテン

(牧田 司 記者 2010年3月5日)