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RBA 第21回大会 記者が選んだベスト9

 水曜ブロックも日曜ブロックも残すところ決勝戦のみ。今年の大会を振り返って各ブロックのベスト9を選んだ。たくさんのチームから幅広く選ぶため、1チーム4人を限度とし、ポジションも勝手にコンバートした。

水曜ブロック

 投手は今野(旭化成ホームズ)を筆頭に11人選んだ。今野については言うことなし。2年ぶりに自責点がついたが、抜群の安定感をみせている。このほか、今季は絶好調でチームを初のドームに導いた稲田(住友林業)、旭化成・今野と互角に投げあった藤井(リスト)、旭化成との準決勝戦では散々だったが、ベスト4に進出するまで1人で投げぬいた篠原(ちばリハウス)などの活躍が目立った。

 鴛海(コスモスイニシア)は自責点が悪いが、試合が決まった時点で満塁弾を浴びたためで、内容は悪くない。ベテラン八木(積水ハウス千葉西)の健闘も光った。東急リバブルは遠藤もいるが、自責点ゼロの猪股を選出した。小森(オークラヤ住宅)は、打たせて取るタイプ。チームの貧打、拙守に泣いたが、投球術はピカ一だ。伊藤(住友不販)、篠原(伊藤忠ハウジング)も水曜を代表する投手の1人。

 2連敗で予選敗退したオープンハウス北原は、制球難ながら球威があり、カーブ、スライダー、シンカーなど変化球のキレが素晴らしい。創価大時代は日ハムに入団した八木投手の1歳下で2番手だったとか。軟式に慣れれば活躍が期待できそうだ。

 捕手は山本(旭化成)、前田(住友不販)、横田(ちばリ)、田代(すみしん不動産)の4人を選んだが、オークラヤの目黒も好捕手だし、ベテランの住友林業・鈴木監督兼捕手もいい。

 山本は、おそらく日曜も含めたRBAh齦゚手だろう。歳を重ねるごとにうまみが加わっている。勝負強い打力も魅力だ。

 前田はチームの主砲。首位打者はほぼ確定。横田も篠原を好リードしたが、打線でもチームを引っ張った。田代はチーム躍進の原動力。守りのときもベンチのときも大きな声でナインを鼓舞した。

 内野手は6人選んだ。リストの主砲・杉山はスリム化が奏功したのか結婚が契機なのかまだまだ成長の余地あり。今季は抑えも経験した。旭化成・三好は外野手が本業だが、器用で内野も守れる。右に左に打ち分ける技を持っており、相手にとってこんないやな打者はいない。旭化成・北寒寺は、RBAh黷フ遊撃手。守備はプロでも通用する。リスト海藤は今季絶好調。好機に長打を連発した。

 コスモスイニシア・竹松はチームの要。弱小チームから4強を狙えるチームに育てた。三井不動産販売リアルプランセンター安田は、1試合しか出場していないが守備がいい。

 外野手は7人選定した。河野はリバブルの1番打者。長打力が魅力。野村不動産アーバンネット佐藤は昨年の首位打者で、今季も6割近い打率を残した。足もあり 1 、2番にぴったりの選手。リストの新人・岩島の活躍も光った。パワーは主砲の杉山も脱帽だ。

 住友林業・松本は遊撃手だが、北寒寺がいるので外野にコンバート。外野にはチームメイトの遠藤がいるが、遠藤は肉離れで故障したので松本を選んだ。すみしん井手は長打率を加味した期待度で水曜ブロックh黷フ1.471をマークした。

 岡住(リバブル)、杉山(伊藤忠)は、それぞれのチームの主砲として張り合ってきた城西大の先輩後輩。衰えはあるが、存在感がある。

日曜ブロック

 投手は9人選んだ。ケンコーポ小笠原は日曜h齠且閨Bまだまだ成長する。井上(三井住宅サービス)は、チームの攻撃力がアップすれば優勝が狙える好投手。清水(東電不動産)は肩痛を抱えるが、間隔を開ければ素晴らしい投球をする。小寺(清水建設)は、野手が本業だがチームを10年ぶりのドームに導いた。打力もある。

 タイセイ・ハウジー佐藤は制球難が解消され安定感が増した。来季は千葉英や千葉政などとエースの座を争うか。トーシン長谷川は、凄みがなくなってきたが水曜ブロックを代表する投手だ。サンフロンティア二宮は、打力も魅力だが1、2回なら完璧に抑えられる。三井不販・東は打たせて取る<sッチングを覚えればh齠且閧ノなれるのだが…。佐々木はスタミナ十分。四死球が多く、他の投手の2倍投げる。省エネ投法を身につければもっと上が目指せる。

 捕手は5人。金子(清水)は小寺をうまくリードしケンコーポを下した影の功労者。飯塚(東電)は打率が1割しかないが、もともと打力のある選手。タイセイ井上は、他チームからも評判の捕手。打力アップが課題。ポラス成田はチームの主砲。今季は打力が揮わなかったが、チームの要であることには変わりはない。土屋(旭化成リフォーム)は、打率5割と健闘。投手難のチームをよくリードした。

 内野手は5人。元横浜ベイスターズのタイセイ千葉英は、投手として期待されたが、信じられないノーコン病で投手失格。しかし、パワーはけた違い。ピンポン球のように球を弾き飛ばす。山本将(三井不販)は、草野球レベルの選手ではない。守備もいい。山上(三井不動産)は、太りだしてキレがなくなってきたが、鍛えればRBAh黷フ野手になれる。ケンコーポ渡辺は、歳を取るとともに上手さが加わっている。流すだけではなく、左に特大本塁打を放ったように引っ張る力もある。

 川崎(三井不動産レジデンシャル)は、今季活躍の場面が少なかったが、俊足巧打の好選手。チームメイトの向山との1、2番コンビでチームを引っ張る。

 外野手は7人選んだ。田中(東電)は、チームの主砲。足もあるのが魅力だ。芳賀(サンフロンティア)は、2年連続して打率5割をマーク。社会人のいすゞで活躍した二宮監督は「長打も小技もいける打撃、足の速さ、走塁センス、何より外野、捕手、そして今期から内野、投手と本当のオールランドプレーヤー。硬式で社会人野球(クラブチームでなく、企業チーム)でも十分やれた選手」と絶賛している。

 笠(ケンコーポ)は、打率には不満だろうが、やはり勝負強さはピカ一、頼りになる男だ。五月女(東電)は、チームの1、2番打者。得点源だ。谷村(三菱地所)は、チームが予選敗退して目立たなかったが、打率4割をマークした。

 西沢(安田不動産)は、チームが2連敗して評判倒れに終わり、自らも無安打で散々のピッチングだったが、来季は巻き返してくるはず。RBAでは抜けた存在。マスクもいい。野村(清水)は、チームの主軸としてドーム進出に貢献した。

双方がベストメンバーで対決したら

 記者が選んだベストメンバー同士で対決したら、面白い戦いになりそうだ。水曜のエース今野は、スピードもあるがどちらかといえばコントロール投手。一つ間違えば田中、西沢、山本将、千葉英らに長打を浴びそうだが、山本とのコンビで相手の強打者を封じるか。

 日曜のエース小笠原は力で抑えるタイプ。水曜の強打者を抑える力はある。問題は自らを含めた守備力だろう。北寒寺、佐藤らを出塁させると足でかき回されそうだ。千葉英、山上、渡辺が走れないのもアキレス腱だ。代打・代走要員として矢澤(ケンコーポ)、荒川(ポラス)、川崎らを加えたい。


今野投手

山本捕手

杉山選手

三好選手

北寒寺選手

海藤選手

河野選手

佐藤選手

岩島選手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


小笠原投手

飯塚捕手

千葉英選手
山本将選手

山上選手

渡辺選手
田中選手

芳賀選手
西沢選手

 

 

(牧田 司記者 平成21年11月10日)