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記者のレーティング 日曜94%、水曜は67%の的中率

 日曜は94%、水曜は67%の的中率――記者はRBA野球大会の抽選会が行われた5月28日付けで全チームのレーティング(格付け)を行ったが、予選トーナメントでは格付け通り決まった試合は日曜ブロックが32試合のうち30試合、的中率は何と94%に達し、格付け付与能力の高さを見せつけた。ところが、水曜ブロックは36勝18敗で的中率は67%にとどまった。どうしてこのような差が出たのか総括してみた。

 日曜ブロックのレーティングはほぼ完璧だった。予想を外したのはレーティング70の安田不動産が62の三菱地所に9−13で敗れた試合と、82のポラスが80のタイセイ・ハウジーに1−5で敗れた試合のみだった。12−12の同点だった住友不動産−平和不動産(ジャンケンで平和の勝ち)は双方とも55をつけるなど、以前にも書いたがムーディーズも真っ青の格付け付与能力の高さを見せつけた。

 予想を外した安田不動産は、森田千葉県知事がオーナーのクラブチーム「千葉熱血 MAKING」の4番でエース西沢を買いかぶりしすぎた記者のミスだ。並み以下のノーコンぶりを露呈した元横浜ベイスターズのタイセイ千葉英同様、硬式から軟式に慣れるのには時間がかかるということが読めなかった。

 もう1試合で予想を裏切ってくれたポラス−タイセイ戦は、レーティングで2点の差だからまあ想定内の結果だ。

 自慢話のついでだが、記者は三井不動産のドル箱になっている「東京ミッドタウン」の防衛庁跡地の落札価格(1800億円)を1750億円と予想し的中させたことがあるのだ。

大波乱の立役者はミサワホーム東京とすみしん不動産

 解せないのは水曜ブロックの結果だ。どっちが勝とうが負けようが、確率的には的中率は50%になるはずなのに67%しか的中できなかったのは納得できない。

 予想を大きく裏切ってくれたのがミサワホーム東京とすみしん不動産だ。的中しなかった18試合のうち両チームがからんだ試合は7試合にのぼった。

 ミサワは、過去5年間で3勝しかしておらず、選手の高齢化が進み投手力も弱いと見て53点にしたが、何と4勝1敗で決勝T進出を決めた。敗れたのは旭化成ホームズ戦だけだった。4勝全ての試合で記者は予想を外した。

 快進撃の理由は簡単だ。RBAにはこれまで1度も出場したことがない43歳の渡部投手が快投≠演じ、鎌倉学園卒で元福岡ダイエー−横浜ベイスターズで活躍した若田部投手の2年後輩のスラッガー保田が8打数5安打6打点の活躍をするなど、投打ががっちり組み合ったからだ。救世主%n部の出現は読めなかった。

 野村アーバンを倒して決勝T進出を決めたあとの内村監督のコメントがふるっていた。曰く「今年は会社の元気は野球部から≠テーマに取り組んできた。6年ぶりの決勝T進出を果たせて、みんなにありがとうをいいたい。ベスト8を目指して戦う」 レーティングも65に格上げだ。

 4勝した3試合で記者は予想を外したすみしん不動産も過小評価しすぎた。エース山根は地味な存在だがスタミナもあり、15回投げ自責点はわずか2点、防御率は1.54だ。主将で捕手の田代がチームをよくまとめている。2本塁打、打点9をマークしている井出が大活躍、ベテラン辻も元気だ。レーティングは55から62に格上げする。大会参加10年目で初の決勝T進出を決めた健闘をたたえたい。

 このほか、良くも悪くも予想を裏切ってくれたのは三井リハウス東京、野村不動産アーバンネット、モリモト、日神不動産、積水ハウス東京、大和ハウスなどだ。

 的中率が低いのはそれだけ実力が接近しているということか、それとも記者の見る目がないのか。決勝トーナメントでは少なくとも8割は的中させたいが…。

 

(牧田 司記者 平成21年8月21日)