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清水建設が逆転勝ち 機動力生かす

エースで4番小寺とベテラン2人が大活躍


6回表、本塁を陥れた3塁走者の諸橋(タイミングはアウトだったが捕手が球を落として貴重な追加点となった場面)

1
2
3
4
 
合 計
清水建設

サンフロンティア不動産

 

 

サンフロンティアは好機にあと一押しできず

 清水建設が最終回、3安打に犠打を絡めた効果的な攻撃でリードを奪い接戦をものにした。サンフロンティア不動産は先発の品川が初失点、2番手の二宮も相手のうまい攻めに屈した。

 初回の1死2、3塁、2回の無死3塁の好機を生かせず、3点リードされた清水ベンチに暗いムードが漂った。その暗雲を振り払ったのがエースで4番の小寺だった。小寺は4回、1死から左翼越え本塁打を放ち、自責点ゼロ男だった相手の品川投手から初めて得点した。さらに7番山中、8番諸橋の連打と敵失などで2点をあげ同点に。さらに1点リードされた5回には小寺の適時打で再び同点に追いついた。

 最終回の6回には、この回から代わった相手の抑えのエース二宮からこの回先頭の小島が安打すると、続く木が手堅くバントを決め、8番諸橋、9番茂野の連打で1点を奪った。さらに1塁走者茂野が偽盗を試み、1、2塁間に挟まれる間に諸橋が本塁を陥れ、貴重な追加点を挙げた。

 小寺投手は7安打を浴びたが、ここぞというときは力で相手をねじ伏せた。守備陣も無失策で小寺を盛り立てた。3回には、犠飛になりそうな当たりを好返球で併殺を奪い4失点目を防いだのも大きかった。43歳の木、44歳の諸橋が活躍したのも光った。

 サンフロンティアは優勢に試合を運んだが、あと一押しが足りなかった。3回、9番塩澤が先制本塁打を放ち、なおも上位打線の3安打とボークなどで2点を追加してこの回3点。同点にされた4回には暴投で再びリードを奪った。5回には1死から4番二宮が3塁打したが、後続が打ち取られたのが痛かった。

 

清 水  席打安点
D 佐 藤4 3 0 0
G 橋 口3 2 0 0
E 吉 田3 2 0 0
@ 小 寺3 2 2 2
C 本 間3 2 0 0
B 小 島3 3 2 0
H 山 中2 2 1 0
走9 木1 0 0 0
A 諸 橋3 3 2 1
F 茂 野3 3 1 1
振球犠      
1 4 1  2821 8 4
………………………
サンフロ 席打安点
E8芳 賀4 3 1 0
B 小 林3 3 0 0
G7雨 宮3 3 1 1
C71二 宮3 3 2 0
D 野 崎3 2 0 0
A 平 井3 3 0 0
H 沼 田2 1 0 0
4  奥 田1 1 0 0
@6品 川3 3 1 0
F9塩 澤2 2 2 2
打   林 1 1 0 0
振球犠      
5 3 0  2825 7 3
………………………
投 手 回安振球責
小 寺  6 7 5 3 4
………………………
品 川  5 6 1 5 3
二 宮  1 3 0 0 2
本塁打 小寺 塩澤 3
塁打 小島 二宮

○山寺監督 今日は相手が強かった。拙攻の連続で嫌な展開となったが、小寺がよく投げたし、足を絡めた攻撃ができた。野尻? 子育てに忙しいみたい(かつてのソツのない攻撃ができてご満悦)

●二宮監督 うーん、まあ、あと1点取っていれば…。投手がもう一枚欲しい。芳賀が投げられるが…(抑えのエースで打力、投球力は一級品なのだから、自ら守らないでDHにして打撃に専念したほうがよさそう。打たれたのは前の回、3塁打を放った激走が堪えたと記者は見る)


本塁打を放った清水小寺(背番号1)

       
サンフロンティア品川投手               本塁打を放った塩澤

  
サンフロンティア応援席                       清水応援席
 

(牧田 司記者 平成21年6月28日)