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第21回 RBA野球大会

予選トーナメント展望 勝ち上がるのはどこ


左から旭化成リフォームのマネージャー三浦さん、田中さん、旭化成ホームズの佐々木さん

旭化成リフォーム辻野監督「今年は最高の補強ができた。女性マネージャーが二人になった。彼女が新しい田中さん。それにうちのかみさんを個人マネージャーにしたから、マネージャー2.5人ですよ。かみさんもグラウンドに連れてきますよ。今度、紹介します。選手はみんな独身。なんたって強くなるにはマネージャーですよ。補強? 内緒。2人、旭化成ホームズから異動してきた」 いつものことだが、3人の女性と一緒で上機嫌の辻野監督 

「楽なところと当りますように…」くじ引き風景

 第21回RBA野球大会の予選組み合わせが決まった。記者のレーティング、抽選会場での取材などで得た情報をもとに勝敗を占ってみた。

 簡単に予想できると思ったが、そうではなかった。さすが未曾有の大不況を乗り越えて参戦してきた各チームだけに、一部の出ると負け<`ームを除き、力は拮抗している。楽な戦いを出来そうなのは水曜ブロックの旭化成ホームズとリストぐらいだ。日曜ブロックのCグループには4強どころか5強が集まった。予選トーナメントから激しい攻防戦が展開されそうだ。

水曜ブロック


東京建物不動産販売・稲富監督「今年は必ず1勝しますよ」(左は千葉さん)

Aグループ ちばりハウスがやや優勢だが…他は互角

 力が突出しているチームはなく、昨年惜しくも4強入りを逸したちばりハウスが恵まれたか。打力のチームで、このグループでは抜けた存在だ。ただ、投手は技巧派の篠原のみで、打てないタイプではない。他のチームにとってもチャンスはある。

 昨年の戦いぶりからして積水ハウス千葉西も有力。八木投手は安定感がある。順当ならちばりハウスと決勝T進出かけて無敗で対決しそうだ。敗れてもこの 2 チームは敗者復活で勝ち上がりそうだ。

 残り2つの決勝Tの座をナイス、モリモト、すみしん不動産が争う。力は互角だ。

Bグループ リストが抜けた存在 日神はピンチ?

 ここはリストが抜けた存在。RBA屈指の好投手八筬を打てるチームはいない。法大卒の主砲も新加入したという。順当ならリストに敗れ敗者復活に回る住友林業が勝ちあがりそうだ。今年からチームを育てながら勝つ方針のようだ。

 昨年準優勝の日神不動産は評価を落とした。草g投手が退社し、柳原も投げられなければただのチーム。抽選会に出席した日野、久米氏は○●○●と印をつけながらあらゆるシーンを想定していた。

 力関係からいって、残りの2チームはスウェーデンハウスと積水ハウス東京中央。印はつけなかったが、野村リビングサポートも勝ち上がる力がある。伊藤忠ハウジングも戦力を補強したとかで、侮れない。熾烈な争いになりそうだ。有力チームが星のつぶしあいをやると、他のチームにもチャンスが生まれる。

Cグループ  旭化成ホームズ以外は混戦

 シードの旭化成ホームズが楽な戦い。順当なら三井不動産販売リアルプランセンター、オークラヤ住宅と当たりそうだが、逆にリアルプランの北地、オークラヤの小森がどの程度通じるか注目したい。

 残りの3チームは、リアルプラン、オークラヤ、みずほ信不動産販売、野村不動産アーバンネットで争いそうだ。ここも有力チーム同士が星のつぶしあいを演じると、漁夫の利を得るチームが出てきそうだ。負けるが勝ち≠フ戦法をどこが取るかも興味深い。リアルプラン吉田は正攻法、野村アーバン木内は秘策を練るタイプだ。野村アーバンは若手の補強が成功したようだ。

Dグループ  3強が激突、残り1つの座を5チームが争う

 東急リバブル、住友不動産販売、コスモスイニシア横浜が抜けている。この3チームは直接対決で敗れても敗者復活で勝ち上がりそうだ。

 残りの1チームは混戦。オープンハウス、三菱UFJ不動産販売、セキスイハイム不動産、大和ハウス工業ともチャンスがある。とはいえ、1つの座を5チームが争うことになるので当事者は大変だろう。

日曜ブロック


左から三井不動産工藤監督、竹澤、二村、相澤各選手と小松さん

 (工藤監督から「牧田さん、相澤知ってます」と聞かれた。慶大野球部の主将で公式戦9勝を上げている投手だったとか。最近は6大学野球には興味がない記者は全然知らなかった。これにはびっくり。ネットで調べたら出る出る。やはり凄い選手だ。本人曰く「野球は趣味で」。以前聞いた名句が返ってきた。しかし、肩をいためており投げられないとか。無理をしないで、じっくり直して志村氏のあとをついで欲しい)

Aグループ 3強の争い 残りは混戦

 力関係から行ったらサンフロンティア不動産、清水建設、鹿島建設が優勢。それぞれ直接対決がありそうだが、敗者復活で勝ち上がりそうだ。

 残りの1チームは三井不動産レジデンシャル、コスモスイニシア、三井不動産住宅サービスで争う。不気味なのは住宅サービス。 2 年ぶりの復帰だが、取材が出来ずにおり戦力は未知数。かつて準優勝もしているチームだから、あわやのシーンもあるかもしれない。

Bグループ ここも3チーム以外は熾烈な争い

 強いのは旭化成リフォーム、ポラス、安田不動産。よほどのことがない限り、この3チームが勝ち上がりそうだ。

 残り1つの決勝Tの座は三菱地所、タイセイ・ハウジー、住友不動産、菱重エステートで争う。住友不動産は昨年ふがいない戦いで敗退しているので巻き返しが怖い。戦力補強も行っている。2度優勝している三菱地所も、このメンバーに負けるわけにはいかないだろう。プライドが許さないはずだ。

Cグループ 死のグループ@D勝候補4チームが星のつぶしあい

 死のグループ≠セ。日曜ブロックでは敵なしのケンコーポが優勢だが、打倒ケンコーポに燃えるトーシンパートナーズ、2年連続してまさかの決勝進出を逃がしている東電不動産、6大学で公式戦9勝を上げている慶大卒の相澤が入社した三井不動産はケンコーポを倒す力があるとみた。ケンコーポには米国カレッジで25本の本塁打を放った巨砲(身長182センチ、体重85キロ)の新人が入った模様だ。

 組み合わせがどうなるかよく分からないが、このグループから優勝チームが出そうな予感がする。ただ、ケンコーポの小笠原を攻略できるチームはいないと見たが…。(東電・小野監督は「小笠原クラスは中央区の大会にはざらにいる」と強気発言しているが…)

 三井不・相澤は、万全ならケンコーポだろうが、東電だろうが完璧に抑えるはずだ。ただ、肩が痛いそうで、投げられるかどうかは不明。投げられなければただの人だ。

 この4強が敗者復活で勝ちあがれるのかどうか。パズルを解く力のあるところが決勝Tへの一角に食い込むか。三井不動産販売も他のグループなら間違いなく勝ち上がる力がある。怖い存在だ。

 気の毒なのは他のチーム。どこと対決しても、サンドバッグのように痛打されそうだ。

                           (牧田 司記者 5月29日)