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ちばり小川監督「来年は強くなる」早くも来期に照準?

 
ちばハウスベンチ(中央が小川監督)

 

野村リビングは羽尾投手で予選突破か

 ちばりハウスと野村リビングサポートの練習試合が5月27日、大井埠頭の野球場で行われたので見に行った。ちばりハウス小川監督に今年の抱負を聞くのと、野村リビングサポートの新人エース羽尾の力量を探るのが目的だ。

 試合前、早速小川監督に聞いた。小川監督は「全員野球。4強には入りたいが、今年は補強ができていない。先取点を取られても逆転できる粘り強い野球をしたい」と、ここまでは公式コメントだ。

 おやっと思ったのは、「来年は強くなる」という言葉だった。彼我の力量を冷静に分析すれば4強入りは無理だと自ら認めたようにも取れるが、しっかりと来期を見据えていた。(どうして強くなるかは口止めされているので書けない)

 昨年は、新人の菅谷や主砲の横田ら打撃陣の活躍で8強入りを果たし、4強へあと一歩と迫った。課題はエース篠原(31)一人しかいない投手陣だ。練習試合では菅谷を登板させ、2枚目として使えるかどうかを試した。

       
     ちばリハウス菅谷                  野村リビング羽尾

 ◇     ◆    ◇

 一方、野村リビングサポートの新人エース羽尾は、一昨年まで明和地所のエースとして投げていた兄よりは間違いなく力は上だと判断した。やや制球力に欠けるところがあるが、速球はそこそこでスライダーがいい。身体は細いが、いかにも投手タイプだ。

 打線も上下むらなく打てる。1番の海津がいいし、小村監督(41)はさすがドーム経験者。歳は取っているが確実なバッティングをする。途中まで2打数2安打3打点。左に引っ張ることも右に流すこともできる。

 最初の取材のときは、決勝トーナメント進出に半信半疑だったが、くじ運にもよるが予選を突破する力はありそうだ。課題は1点をどう取るか。細かい野球をやらないと強豪にはかなわないとみた。

 試合は、ちばりハウスのエラーもあって3回途中まで5−0と野村リビングサポートがリード。「エースの負担を少しでも軽くしたい」と登板した菅谷は、ときたまいい速球を投げていた。しかし、篠原をエースの座から引きずりおろすにはまだ時間がかかりそうだ。篠原は「中2週は欲しい」と語っていた。


野村リビング小村監督
 

(牧田 司記者 5月27日)