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レギュラーはほとんど20歳代に若返り

 「優勝狙う」トーシン岩本ヘッドコーチ

 平成15年の15回大会に初参加で初優勝の快挙を達成してからは、あと一歩で優勝を逸しているトーシンパートナーズが勝負をかける。

 昨年、ヘッドコーチに就任した同社営業本部課長・岩本吉明氏が「優勝を狙う」と豪語する。

 「昨年ヘッドコーチになり、 1 年間戦略を練ってきた。長期戦略なんて悠長なこと考えていません。今年が集大成の年です。歳は 24 歳ですが、世田谷学園で33本の本塁打を放った選手を始め新卒4人が戦力に加わった。レギュラー陣はほとんど20歳代。主砲の佐藤だって代打になるかも」

 新卒の4人が新戦力として加わり、レギュラーのほとんどが20歳代に若返った。いすゞ自動車の社会人野球出身の主砲・佐藤も代打要員というから怖い。攻撃力は格段にアップしているとみて間違いない。

 投手力はどうか。「長谷川が頑張ってくれるはず。今年は走り込みをやっていますから。槙峠のキャッチングも上達している」とバッテリーに信頼を置く。

 「昨年は、牧田さんにへび(ケンコーポ)に睨まれたカエル(トーシン)≠ニ書かれましたが、今年はそんなことはない。この1年間、RBA1本に絞って戦力を整えてきた。ケンコーポさんだけじゃなく、東電さん、ポラスさん、旭化成さんなど強いチームもおり、実力は紙一重ですが必ず勝てる。本業? 当社はそんなに悪くありません」

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 同社が初優勝した15年の祝勝会に記者は参加させてもらっている。その時、故佐藤社長と親交のあった作曲家の故三木たかし氏が隣にいらっしゃった。「本業も好調なところが優勝するんです」と語り合ったのを覚えている。お二人とも相次いで鬼籍入りされたが、今年はトーシンの巻き返しがありそうだ。

 優勝戦線はが然ヒートアップしてきた。

 

(牧田 司記者 5月26日)