RBA HOME> RBAタイムズHOME > 2009年 >

 

中央区4部の伊藤忠アーバンコミュニティが参戦

「三角野球はよくやった」高梨監督


左から松尾、高梨、伊藤各氏(スポークスマン阿部氏は仕事で途中退席され撮影できず=いい男です)

 

 伊藤忠グループのビル・マンション管理会社、伊藤忠アーバンコミュニティ(IUC)がRBAに初参加する。

 同社は2000年10月、マンション管理の伊藤忠ハウジング、ビル管理のイトーピアシステムサービス、インテリア・リフォーム会社のイトーピアリビングサービスが合併して設立された。その後、ヨートーハウジング(東洋精糖系)、住石ハウジング(住友石炭系)、ジェクール(日本中央地所系)などを合併・営業譲渡し、業容を拡大してきた。社員数531名、現地管理員1,345名、総資産98億円の会社だ。

 オフィス・商業系の管理棟数は301棟、分譲・賃貸マンションの管理戸数は約78,000戸。このほか学生会館も1,721戸運営。08年度売上高は232億円(前期比12.3%増)、経常利益は13億円(同18.0%増)。ここ4期連続して大幅な増収増益を達成している。

 野球部は3年前に同好会としてスタート。社員同士の連携を図るのが主な目的で、今回の参加となった。部員は26名。平均年齢は37〜38歳。高校球児は4〜5名。

 監督は同社取締役プロパティマネジメント本部長・高梨忠義氏(58)。「野球は小学校まで。三角野球をやった。大学ではテニス。スポーツ万能ということにしましょう」という。

 副将を務めるのがビル管理本部PPP事業推進部営業推進課長代行・阿部一之氏(43=スポークスマン)と、同本部ビル管理3課長代行・松尾健輔氏(37)。阿部氏は「野球は大好きですが6年3組=i部活より遊ぶのが好きという意味か)。試合に出られるかどうか、控えでしょう」という。一方の松尾氏は「草野球ですが、バリバリの現役。日々成長しています」とのことだ。

 もう1人、取材に応じてくれたのがレギュラーの同本部・伊藤寿氏(38)。「北海道に住んでいたとき、広島県人会の少年野球をやっていました」という。

 ◇     ◆    ◇

 4方の話を聞くと、何とも心細いメンバー構成だが、エースと主将は名古屋勤務だ。エース高橋は「コントロールが決まれば打たれない」、「主将の山田は実質的な監督。高校球児として活躍した経験の持ち主」のようだ。(毎試合、名古屋から遠征となると費用負担もかさむ。勝ったら他の選手が全額カンパし、負けたら飲み代だけみんなのオゴリというのはどうだろう=記者注)

 これだけではどう戦力を分析していいのか分からないが、重要なヒントになるのが「中央区の大会で4部」という格付け≠セ。同区の野球大会に参加し、なおかつRBAに参加しているチームでは東電不動産が1部、サンフロンティア不動産が今年1部昇格を決めた。平和不動産は確か3部か4部のはずだ。

 「そんなに甘くは考えていません。4部ということで他のチームを安心させておいて、足元をすくってやります。まずは一勝が目標。業績は右肩上がりですから長期戦略で戦いたい」と、高梨氏は鷹揚に構えている。

 

(牧田 司記者 5月22日)