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「今年は優勝が狙える。創部以来最強のチームに」

コスモスイニシア横浜


コスモスイニシア横浜ナイン

 

 コスモスイニシア横浜が水曜ブロックに波乱を起こす――昨年は旭化成ホームズ、リスト、日神不動産、スウェーデンハウスが4強だったが、「創部以来、最強のチームが完成した。今年は優勝も狙える」と口々に語るのがコスモスイニシア横浜だ。

 同チームは平成8年の第八回大会からRBAに参加。竹松監督がチームを率いてきた。参加から10年間ぐらいは出ると負け¥態が続いた。ところが4年前、慶大卒の鴛海(おしうみ)−福田のバッテリーが入社して以来チーム力が一変。強豪チームとも互角の試合ができるようになった。

 昨年は、予選で対決した東急リバブルを3−2で下している。決勝トーナメントでも再戦し1−3で惜敗したが、チームにとっては大きな自信につながったはずだ。

 鴛海が「バッチリ。今年は優勝を狙う。コスモスイニシアここにありを見せる」といえば、福田も「去年より強い」という。

 早大卒の佐久間、都立大(首都大学)卒の藤沢ら新人の活躍も期待できる。藤沢は建築が専攻で、大学院に行っていたため2年遅れの入社となったが、福田と同い歳で捕手を務める。

 さらに、コスモスイニシア北関東時代に優勝経験がある吉村も異動で加入したのが心強い。

 竹松監督兼野手(42)は「会社はADRで再建を目指すが、われわれ現場も頑張っている。何人もの選手が本業の成績優秀で表彰されている。私はレギュラーの8番目か9番目にやっと入れるぐらいだが頑張る」と語った。

 強豪ばかりか、並みのチームに対してもボロ負けを繰り返してきたチームとはとても思えない強気発言だが、最強の旭化成ホームズも当初は強豪チームにコールド負けを繰り返していた。チーム力が一変したコスモスイニシア横浜の竹松監督が胴上げされるシーンがあっても記者は驚かない。足りないのは経験だけだ。その弱点を優勝経験のある吉村が補うか。

  
      藤沢選手                      佐久間選手
 

(牧田 司記者 5月21日)