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野村リビングサポートが初参加

目標は決勝トーナメント進出


左から神田、西森、小村、海津の各氏

 

エース羽尾は明和地所の兄も実力認める本格派

 野村不動産ホールディングスグループの管理会社、野村リビングサポートがRBA野球大会に初参加する。

 きっかけとなったのは、同社のスポーツ活動に対する給付金制度≠セ。同社関敏昭社長が、先月行われた野村不動産ホールディングスグループ記者懇親会で記者にこう語った。

 「こういう時期だからこそ昔のいい意味での家族主義を経営に取り込みたい。昨年から、5人以上集って何かスポーツをしようという同好会活動に1人当たり年額5.000円の援助を行っている。現在、テニス、野球、フットサル、バスケットの4つの同好会があり、約130人が活動している。野球はRBA大会にも出場を決めた」

 年額5.000円というのは、月にすると400円ちょっと。ビール1杯分にもならないが、同社の野球部部員は30人。全員の分を集めれば納会の費用にはなりそうだ。

 野球大会への参加を決めたことについて、レギュラーの1人でもある同社東京支店支店長・小村祐司氏(41)は、「私も含め野球好きが月1回ぐらい集って試合をしていたのですが、給付金もあることだし、どこかの大会に出ようとRBAを決めました」と語った。

 驚いたのは、その次の言葉だった。「実は私、前職の会社のとき、RBA大会で東京ドームに出場しています。捕手をやっていました。牧田さんもよく知っています」(記者は記憶にない。ボケて忘れたのか、小村氏は目立たない選手だったのかのどちらか⇒ボケは相当進行しているようだ。記者は頂いた名刺から「小林」氏だと思っていたら、神田氏の原稿チェックで「小村」氏であることが分かった。「林」と「村」の区別が出来ないのだから、目も頭も衰えた? 確かに小村氏なら知っている。猛者揃いのチームに隠れて派手さはなかったが、堅実なプレーをする選手だった)

 小村氏は、いまでも準エースとして投げたり捕手を務めたりと、チームに欠かせない存在だ。

 チームの浮沈のカギを握るのが羽尾投手だ。外野を守る同社東京支店業務三課課長代理・海津敏正氏(34)が代弁した。「明和地所の羽尾さんの弟、2年目の羽尾がいい。本人は『兄よりは上』といっていますし、我々には『力の6分も出していない』といっていますから…」

 海津氏は続けてチームについて次のように語った。「これまで監督不在でやってきましたが、榊(42)が監督に就任しましたので、チームもまとまってくると思います。」

 チームのまとめ役は同社東京支店業務三課マンションマネージャー・神田信夫氏(33)だ。「これはしっかり書いてください。野球にかける情熱は誰にも負けません。情熱枠≠ェあれば、僕は絶対出られる。3塁のレギュラー獲りに必死です」(今は義理で1打席は与えられているという)

マネージャーとしてチームを支えるのが神田氏と同じ部署の西森愛さんだ。「野球? あんまり分かりません。スコア? つけたことありません。これから学びます。コメント? 支店長のバッティングに期待します」

 この4人の関係者の話からは、どれほどの戦力が整っているのかよく分からないが、一つだけ参考資料がある。「しゃべっちゃいましょうよ。これで他のチームが油断してくれるじゃないですか」と、海津氏が鳩首会談の末打ち明けた話しだ。海津氏によると、今年3月、ちばリハウスと練習試合 7 回戦を行い、エース羽尾、小村支店長、それと法政二高出身の主力を欠いてだが、6-33で大敗したという。

 ちばリハウスは20回大会準々決勝戦で準優勝チームの日神不動産と互角の戦いをしており、力をつけているチームだ。しかし、そのちばリハウスにいくら主力を欠いているとはいえ33点も取られるチームということだろう。

 小村支店長は「RBAのレベルの高いのは分かっている。羽尾に期待し決勝トーナメント進出が目標だが、大化けするかも」とまんざらでもなさそうだった。

 明和地所の羽尾氏は、19回大会まで出場していた同社の早大卒のエース。羽尾氏は、「弟は、僕とタイプが異なる本格派。いいピッチャーだと思います」とコメントしている。

 羽尾氏のコメント通りなら、投手力は予選突破の力があるとみた。

 

(牧田 司記者 5月1日)