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野球部が会社の絆°ュ化に一役

サンフロンティア不動産


左から雨宮、小林、塩澤氏

 人材があれば、いまある物件は損失覚悟で売り切る≠ニ語るサンフロンティア不動産・堀口智顕社長の並々ならぬ決意に応えようと、売却物件の窓口になって頑張っているのが同社野球部のレギュラー選手でもあるリプランニング事業部係長 第 1 グループ グループリーダー小林寛之氏(29)、同第2グループ塩澤貴洋氏(33)、同第1グループ雨宮洋介氏(26)の3人組だ。

 同社野球部は、昨年のRBA野球大会予選で3連勝しながら、決勝トーナメント初戦で敗退したが、その後、中央区の大会の二部リーグで見事優勝し、一部リーグ入りを果たしている。

 厳しい市況化で部費がカットされたが、「われわれは単なる趣味ではなく社員の人格形成の場と思って野球をやっている」と堀口社長に直訴。その熱意に打たれた堀口社長が「分かった。野球も社員教育の一環」と、ポケットマネーで応援することを決めている。野球が会社の絆≠一層強化することになったわけだ。3人が本業でも頑張るはずだ。

 まずはその3人の球歴の紹介から。小林氏は千葉県・千葉英和高校出身でレギュラー投手として活躍。秋の県大会でベスト4、夏の大会でベスト8の実績を残している。大学では野球部には入っていないが、現在、同社野球部のキャプテンとしてチームを引っ張っている。

 塩澤氏は、山梨県富士吉田市出身。県立富士河口湖高校時代、投手として秋の県大会でベスト4、夏の大会でベスト8まで進出している。進学した東洋大ではサークル活動で野球を楽しんだ。

 雨宮氏は、山梨県山梨市出身。東海大甲府時代、外野手として県大会準優勝とベスト4をそれぞれ経験。東海大では準硬式の野球部監督として全国大会に優勝。政治学を専攻し、大学院まで進んでいる。今年2年目で、チームでは4番を任されている。

 売却する自社所有の12物件は、銀座駅から徒歩4分の延床面積2.130平方bの収益オフィスビルなど6物件と、銀座駅から徒歩5分の土地142平方b(容積率700%)など開発用の土地6物件だ。

 3人は「物件ごとの魅力や価値を他部署も交えた総勢20人で議論し、コンセプトを決めている。自信の持てる物件ばかり」と力説している。

 

(牧田 司 記者 平成21年1月15日)