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大京が機構改革 マンション管理を事業の柱に

 
 大京は3月25日、同社グループ各社(大京、大京アステージ、オリックス・ファシリティーズ、大京リアルド)の機構改革、役員異動を4月1日付で行うと発表した。

 機構改革では、「当社グループでは、フロー事業の中心であるマンション分譲事業の規模を市場規模に合わせて段階的に縮小する一方、マンション管理事業を柱とするストック事業をフロー事業に匹敵する規模まで拡大し、安定収益を基盤にフローとストックの各事業のバランスをとりつつ、市場環境の変化に柔軟に対応できるビジネスモデルを構築中であり、組織体制についても抜本的なスリム化を図り、生産性向上による収益拡大を目指すもの」とあった。

 記者は、「マンション管理事業を柱とするストック事業をフロー事業に匹敵する規模まで拡大する」ということに注目したい。マンションストック500万戸時代を迎え、マンション管理業の役割は益々増大する。同社は供給量ではどこにも負けないはずだ。これは大きな財産だ。

 遅きに逸した感がしないでもないが、今からでも遅くない。これまで供給した全物件の管理組合を訪ね、コミュニティ支援などきめ目の細かい対応をしてこなかった不義理を詫び、不退転の決意で再出発して欲しい。

 ライオンズファン≠ヘ野球だけでない。記者は、駆け出しの頃、電車の中で「わたしもライオンズマンションに住みたい」と話し合っていた女性の会話が今でも忘れられない。当時は圧倒的なブランド力があった。マンションのライオンズファン≠ヘ必ずいるはずだ。足元を掘れ そこに泉湧く≠ニいいたい。

(牧田 司 記者 3月25日)