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三井不動産レジデンシャル CO2削減「見える化」
首都圏のマンションで進める


「柏の葉CO2削減モニター」

 

 三井不動産レジデンシャルは、昨秋から始めている「柏の葉・CO2削減見える化プロジェクト」を首都圏全体のマンションに拡大する。

 同プロジェクトは、環境省が推進するエコ・アクション・ポイント事業のモデル事業に選ばれているもので、省エネ家電などを購入する際に使用可能な“エコ・アクション・ポイント”を CO2排出量に応じて付与するもの。

 各家庭のガス・電気・水道の10分毎の消費量を家庭内に設置したモニターに表示。1日または1カ月間の総消費量を表示することも可能。専用サーバーにアクセスすることで、パソコン画面上で、各エネルギーの消費状況や料金、CO2排出状況を確認することが可能なもの。

 同社は当面、首都圏の約300戸程度のマンションを対象にし、順次全国に広げていく。

日本チームの活躍でWBCのCM効果絶大

 三井不動産グループは3月19日、恒例の記者懇親会を開いたが、終始機嫌がよかったのが三井不動産レジデンシャル・松本光弘社長。会場のマンダリンホテルに着くなり、「日本、勝ててよかったね」と声を掛けられた。直前までWBCの日本−キューバ戦が行われており、日本が快勝したためだとそのときは思ったが、松本社長にはもう一つ嬉しいことがあった。

 同社はWBCのテレビ放映にCMを流しており、日本の活躍で絶大な効果を発揮しているからだ。

 CMは、日本語で書かれた「三井不動産レジデンシャル」などの日本の企業名がバックネットのフェンスに順繰りに映りだされるもので、同社のほかにはセブン・イレブン、ヘーベルハウス、コナミなども映っていた。バックネットだから投球の場面では必ず放映され、どうしても目に入ってくる。

 野球好きの記者は、「日本語で表示しても観客はほとんど何の広告か分からないだろうに」と広告の意図が分からなかったが、このCMは日本向けのテレビのみに映りだされるもの。

 松本社長は、広告宣伝費の額は明らかにしなかったが、広告料金の数倍、数億円の効果があるのは間違いない。松本社長の笑いが止らないのもよく分かる。

(牧田 司 記者 3月23日)