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大京「レクセル高田馬場」

値下げ効果てきめん 残9戸に


「レクセル高田馬場」完成予想図

 

 高田馬場駅で分譲中の大京「レクセル高田馬場」を見学した。

 物件は、山手線高田馬場駅から徒歩8分、新宿区百人町4丁目に位置する10階建て全107戸の規模。専有面積は約35〜100平方b。当初の分譲単価は320万円。施工は社加賀田組。竣工予定は平成21年3月27日。「東京防犯優良マンション登録表示制度」設計審査合格の第1号物件として業界紙にも取り上げられた物件だ。当初の売主は扶桑レクセル。

 昨年夏から分譲開始されたが、市場激変を受け、単価を290万円に改定した。その後はコンスタントに毎月20戸前後が売れており、現在、残戸数は9戸。値下げ効果がてきめんに現れた格好だ。分譲中の価格は4,220万〜1億3,300万円だ。

 レクセル<}ンションについてはたくさん当欄でも取り上げているので省略するが、ユニバーサルデザインを施された水準以上の物件だ。

 ただ、一つだけ問題点を指摘したい。現在の残戸数のうち億ションが3戸ということでもわかるが、この立地で坪300万円を超える億ションはそもそも無理ではないかということだ。好況期でも厳しいと記者は考える。アプローチがいま一つなのが主な理由だ。これは大京のザ・ライオンズ≠ナもいえることだが、いつの時代でも立地を吟味しないと億ションはそう売れるものではない。

(牧田 司 記者 3月17日)